Square社、ビットコインに最大の関心と貢献を寄せることを明かす
米国モバイル決済企業Square社は、自社ツイッターアカウント上での「質問企画」でビットコインへの集中と同コアコミュニティとの連携を明かした。同社によるトークンの発行は否定した。

ビットコインに特に焦点を当てていることを明かす

「我々が特にフォーカスしているのはビットコインである。誕生から10年以上が経つが、大衆に受け入れられるまでには、まだまだやるべきことが山積だ」Square社がビットコインへの想いを明かした。

日本時間の今日未明、米国モバイル決済企業Square社は、自社のTwitterアカウント(Square Crypto)上で、フォロワーからの質問に何でも回答する企画「アスク・ミー・エニシング(AMA)」を行い、その中で同社のビットコインへの特に焦点を当てていく旨を明らかにした。

Square社は、2009年にTwitter社のCEOも務めるJack Dorsey氏(以下、Dorsey氏)および、アメリカの起業家であるJim McKelvey氏によって創業され、モバイル決済アプリ「Cash App」の提供を行なっている。

この企画は、日本時間午前2時より「Go.」の合図により始まり、Square社のクリプトチームを率いるスティーブ・リー氏が次々に寄せられる質問に回答していった。特に強調していたのが同社としてのビットコインへの取り組みだ。

(日本語訳は本記事冒頭)

同社はCash Appの展開により、今年第1四半期の決算で過去最高となる6550万ドル(約71億円)のビットコイン売上高を記録した。その一方で彼らチームのゴールは、アプリケーションの展開ではなく、更に大きなものであると指摘する。

「我々はオープンソースでのビットコインの開発に集中的に取り組んでいる。我々のこの取り組みがSquareや競合他社も含めたより多くのプロダクト、ビジネスがより良いものになればいいと思っている」

同氏はこのようにチームとして開発に取り組んでいるビジョンを明かし、さらに「3ヶ月かかるプロジェクトもあれば3年かかるプロジェクトもあるが、これらは全てオープンソースのビットコインコミュニティと連携して進めていく」と同氏が「デザイン・セントリック」と評す開発プロセスと共にビットコイン・コアのコミュニティとの連携を強調する。

更にDorsey氏は独自トークンの発行も否定した。「ビットコインは柔軟で、原理原則的で、インターネット理想化から生まれたものだ。そしてブランドとしても素晴らしい」ビットコインについて同氏はこう付け加える。

現在同チームは8人で構成されており、さらなる開発のために新たな人材の雇用を検討しているという。これまでに1500もの履歴書の応募があったことを明かし、今後優秀なエンジニアの採用を仄めかした。

Square社は今月27日、Cash Appにおけるビットコインの無料計画を発表している。さらにビットコインのエンジニアをBTC支払いで募集するなど話題になった。ビットコインに対して大きな期待を寄せる同社と、それに伴う一貫した開発は今回のAMAからも感じることができた。

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