米規制当局関係者と異例の仮想通貨討論会を開催、著名米VC
米著名VC投資家が米規制当局と仮想通貨プロジェクトを招いて仮想通貨討論会を開いたことがわかった。業界では珍しい事例である。

米規制当局と異例の仮想通貨討論会,著名米VC

米著名VC投資家Andreessen Horowitz氏は、米規制当局を招いた会合で仮想通技術の潜在能力を説明した。

米WSJの報道によると、Andreessen Horowitz氏は、今年5月に財務省、SEC(米証券取引委員会)、CFTC(米商品先物取引委員会)の関係者及び同VCが出資をしている仮想通貨プロジェクト関係者を集めたプライベートイベントを主催した。

これらの規制当局関係者は日頃からプライベートや公開イベントで顔をあわせているものの、WSJの規制当局担当によると、これ程の仮想通貨に影響力をもつ政府高官が集まるAndreessen Horowitz氏の討論会は「異例」としている。

Andreessen Horowitz氏は、これらの規制当局関係者に仮想通貨に係る規制を緩和するよう説得を試みたとされる。しかし、規制当局関係者は依然として警戒しているとWSJは指摘した。

財務省次官補は、会合の中でスタートアップ企業に対し、仮想通貨の企業はAMLのコンプライアンスを改善する必要があると発言する一方、Christopher Giancarlo前CFTC会長は、ベンチャー企業に対して仮想通貨市場の規制における重要性を強調した。

Andreessen Horowitz氏はスタートアップのMakerDAO,仮想通貨カストディアンのAnchorage、クラウドコンピューティングのOasis Labsなど、過去に多数のブロックチェーンスタートアップに出資している。

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