仮想通貨を学んで獲得、コインベースが新たなプラットフォーム「Coinbase Earn」発表

サンフランシスコに拠点を置く仮想通貨取引所のコインベース(Coinbase)が12月19日、仮想通貨を学んで獲得できるシステム「コインベース・アーン(Coinbase Earn)」を発表した。

問題を解いて仮想通貨を獲得

コインベースの公式ブログによると、ユーザーはビデオを見たり問題を解いたりすることで仮想通貨を獲得することができるという。現在は、招待された人のみが利用でき、ゼロエックス(0x/ZRX)に関するコンテンツが提供されている。しかしビデオの視聴は誰でもできるよう公開されており、約2分でさまざまな価値がトークン化されることによるメリットを説明したものや、0xプロトコルについて解説したものが合計3本提供されている。

今後ゼロエックス(0x/ZRX)の追加コンテンツはもちろんのこと、他の仮想通貨をもらえる仕様になることが計画されている。

「獲得」は仮想通貨を手に入れる3つ目の手段

今回のコインベース・アーンのローンチに関して、同社は調査を実施。同調査で、多くの人がビットコイン(BTC)以外の新しい仮想通貨について学びたい意欲はあるが、どこから始めればいいのか分からない状況であることが分かった。そのため、教育に関するコンテンツを提供することになったという。

また同ブログでは、仮想通貨を獲得できるという点に関して、これまでは仮想通貨を手に入れる手段はマイニングか購入するかの2つしかなかったが、獲得が3つ目の手段となると強調。

この獲得という手段の可能性について次のように記されている。

「獲得という手段は、仮想通貨をマイニングしたり購入する数千万人の規模からスマートフォンを持つ数十億人の規模にブロックチェーンに関わるユーザーを拡大させる可能性がある」

コインベースの他にも大手取引所バイナンス(Binance)は、仮想通貨やブロックチェーンに関する教育に力を入れている。バイナンスは今月、「バイナンス・アカデミー(BINANCE ACADEMY)」を発表。ブロックチェーンやセキュリティ、経済といったカテゴリーで仮想通貨に関するさまざまなことを動画とともに学べるコンテンツを提供している。

関連
Coinbase(コインベース)が約340億円の資金調達に成功、企業評価額は9,000億円以上に
仮想通貨取引所コインベース(Coinbase)が2018年Q3期で達成したこととは?

参考
The Coinbase blog

おすすめの記事