ビットコイン(BTC)9月のファンダメンタルに注目、総まとめとおさらい

どうも墨汁うまい(@bokujyuumai)です。9月はビットコイン相場において、多くのファンダメンタルイベントが存在し、夏枯れによる流動性の低下からこれらのファンダメンタルに注目する必要があります。

本稿では9月に起きた重要なファンダメンタルと、9月末にかけての抑えておきたいファンダメンタルについて解説を行います。

ビットコインETF

9月前半は主にVanEck SolidXを中心とした「ビットコインETF」関連のファンダメンタルが重要だったでしょう。VanEckは9月3日、1933年証券法規則144Aを適用し、米証券取引委員会(SEC)の承認を待たずに適格機関投資家だけに限定して販売するビットコインBTFを9月5日発表しました。

VanEck SolidXでCboeに上場申請していたビットコインETFと同じ機能を持つものの、証券取引所へ上場するのではなくブローカーが取引するため、世界初の144AビットコインBTF(Blocker Exchange Fund)であることになります。対して9月13日、VanEckはこのビットコインBTFの先行テスト発行後、SECに対して2度目となる上場審議申請を取り下げを行いました。

これにより、10月18日が最大審議機関となる240日以内の最終日であったのですが、10月の重要ファンダメンタルがなくなったということになります。対して、VanEckとは別となるSECにビットコインETFを申請しているBitwiseは申請を取り下げてはいないため、承認確率は低いものの10月13日までの最終審議という点に注意しておきましょう。

関連記事:【墨汁速報】VanEck ビットコインETFの上場申請を取り下げ SECが日本時間18日付けで発表

FOMC 9月19日

また、今夜にも重要なファンダメンタルとして米国の中央銀行にあたる連邦準備理事会(FRB)の公表する連邦公開市場委員会(FOMC)の声明に注意しなければなりません。FOMCは8月1日に米国の政策金利に関する声明を発表し、約10年ぶりとなる利下げを行いました。

この影響によりビットコインは高騰、ドル円の2円下落に伴い大幅な高騰を見せ1万2,000ドルまで回復したのです。今夜18日の日付をまたぎ、9月19日木曜日に再度FOMCによる政策金利が行われ、25bpの利下げを市場全体は警戒しています。これに伴い、FXトレーダーは発表までノーポジが多く利下げの行方によりビットコイン価格への大きな影響を与える可能性に注意が必要です。

9月18日のFOMCの声明発表は現地時間の午後2時で、サマータイムなので日本時間では19日午前3時の予定となっています。今夜のビットコイン短期ポジションの持ち越しには注意しましょう。

出典:Trading View

Bakktのビットコイン先物ローンチ

9月23日には、最も重要となるBakktの現物決済されるビットコイン先物がローンチされます。Bakktの発表は、1年と2ヶ月前となる2018年8月に行われ、Bakktエコシステムの要となるビットコイン先物のローンチがついに行われることになります。

これに伴い、ビットコインで初となる正式な現物決済されるビットコイン先物が誕生することになり、大口投資家や機関投資家によるCMEやCboeの差金決済ビットコイン先物とは違う新たな需要が生まれることとなるでしょう。

CMEは13日、取引制限を2倍にする申請書をCFTCに提出しており、ビットコイン先物の需要加速にビットコイン相場がどのように反応するかはトレーダーにとって重要な指標となります。

まとめ

ここまで大まかに重要なファンダメンタルについて見てきましたが、CMEやBakktのファンダメンタルも下記にまとめておきます。

ビットコイン(BTC)の価格・相場・チャート

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