仮想通貨市場に大きな影響を与えるTwitter上の最有力インフルエンサーは誰?

暗号資産(仮想通貨)に対してTwitter上で有益な助言や批判などをして、最も多くの「いいな」の反応を受け、影響力のある人物(インフルエンサー)は、ジャスティン・サン(Justin Sun)、ジョン・マカフィー(John McAfee)そしてヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)の3人であることが分かりました。

165万フォローを誇る人気1位はトロンのジャスティン・サン氏

インフルエンサー・ウェブサイトニュースのウェブセレブ(WebCelebs)が9月23日に発表した「トップ15人の仮想通貨インフルエンサー」によると、ナンバーワンに選ばれた人物は、仮想通貨トロン(TRON/TRX)の創設者兼最高経営責任者(CEO)のジャスティン・サン氏でした。

サン氏は著名な投資家のウォーレン・バフェット氏との慈善昼食会の企画をTwitter上で大々的に宣伝したり、テザー(Tether)のステーブルコインUSDTをTRON上で発行するUSDT-TRONを喧伝するなど、素早く何でもすっぱ抜く行動で知られています。

サン氏はTwitter上に165万人のフォロワーを持っています。

2位のジョン・マカフィー氏は大統領選出馬表明

次期米大統領選への立候補を公言し、仮想通貨業界に大きな影響力を行使して第2位に選ばれたジョン・マカフィー氏は、コンピュータープログラマーでウイルススキャンのMcAfeeソフト開発者として有名です。同氏は106万人のフォロワーを得ています。

同氏は中南米のベリーズ警察から殺人容疑で指名手配中でも知られ、自在の逃亡生活が話題になっています。同氏は今、逃亡生活を含めた自伝を執筆中です。同氏はまた、ビットコインの開発者であるサトシ・ナカモトが誰かを知っていると何度もツイートして話題になりました。

3位は時価総額2位のイーサリアム創業者のヴィタリック・ブテリン氏

3位のヴィタリック・ブテリン氏はロシア系カナダ人で、時価総額第2位のイーサリアム(Ethereum)創業者として知らない人はいません。17年にブルームバーグ(Bloomberg)の「世界に一番影響力を与えた人物50人」、18年にはフォーブス(Forbes)誌の「30アンダー30」に選ばれました。同氏は仮想通貨業界内では洞察力のある見解、辛口のコメントで定評があります

Twitter上の一言が市場を動かすことも、仮想通貨情報を知る空間

インフルエンサー15人の上位にあるその他の人物は、例えばトップ5内にランクされたチャーリー・リー(Charlie Lee)氏。同氏はグーグル(Google)の元エンジニアであり、ライトコイン(Litecoin/LTE)の創設者です。

ロジャー・バー(Roger Ver)氏は、「ビットコインの神(Bitcoin Jesus)」と呼ばれる人物で、ビットコイン関連のスタートアップに投資したことで知られています。アンドレアス・アントノプーロス(Andreas Antonopoulos)氏は、仮想通貨の著書があります。

仮想通貨に関係するTwitterは、ツイートの1つで時には市場を大きく動かすことができる、最も手早いセンチメント(心情、見解)検知の手段の1つになっています。Twitterはまた、仮想通貨市場の最新の議論や情報を知る空間でもあります。仮想通貨のTwitterは決して無害の意見ひれき(披歴)・交換の場とは言えませんが、仮想通貨の普及を図る重要なツールの1つであることは間違いありません。

参考
Top 15 Cryptocurrency Influencers on Twitter

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