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BlockFiはビットコインとイーサリアムの高金利レンディングをオファーするプラットフォームだ。9日BlockFi公式によると、BTCとETHアドレスの出金先を登録できる”ホワイトリスト”を導入したと発表、今回のアップデートでさらなるセキュリティの向上をユーザーへもたらすことになる。

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ホワイトリストとアドレス帳機能の追加

BlockFiは2019年5月にローンチしたレンディングプラットフォームで、イーサリアム上のコントラクトでレンディングができるCompoundなどのDeFi(非中央集権金融)とは異なり、シードラウンドで約80億円を調達したBlockFi Lending LLCによって提供されている。需要と供給で変動する金利が一般的である仮想通貨においてBlockFiは固定金利で提供しており、ウィンクルボス兄弟のGeminiカストディでデポジットされたビットコインやイーサリアムを保管しているのが特徴だ。

今回のBlockFiの発表によるとウォレットアドレス帳を実装しており、複数のアドレスを登録することで出金先を自由に選択できるという。つまり毎回アドレスのコピーミスを心配することなくいつも使用しているウォレットなどのアドレスを登録でき、仮想通貨の損失リスクを抑えることができることになる。

またさらなるセキュリティオプションとして”ホワイトリスト化”することができ、ウォレットアドレス帳内の選択したアドレスにのみ送金できるように制限することで、フィッシングや不正ログインにあってもハッカーのウォレットへの出金を防ぐことができるということだ。

出典:BlockFi

 

BlockFiの様々な改善

ローンチから約半年経過し、BlockFiは多くの改善を行っている。当初は引出しを行うためにはメールでのやり取りを行うのが前提であり、非常にユーザービリティが低かった。また2FA(二段階認証)も実装されておらずセキュリティ面での心配が多かったが、現在では2FAも実装されメールでの認証を行うだけで仮想通貨取引所のような簡単な手順での引出しが可能となっている。

現在対応通貨はBTC、ETH、GUSD(Geminiが提供するステーブルコイン)のみではあるが、金利の受け取りをフレックスに設定することができ、特定通貨で受け取ることができるなど多くの機能が改善されているのだ。

仮想通貨は今後金利やイーサリアム2.0のバリデータ報酬など本来通貨自体は金利を持たないが、ユーザーの需要に合わせて金利収入を得られることで需要が増加していく可能性が考えられるだろう。

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参照:Wallet Address Book & Whitelisting

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