人気ゲームブックシリーズをブロックチェーンカードゲームに
1980年代のゲームブックが、ブロックチェーンで復活する。
マイクロソフト、大手ゲーム開発会社Eidosおよびゲームブック会社Fabled Landsが、1980年代のベストセラーゲームブックに基づいたブロックチェーンカードゲームを共同で開発していることが1日、発表された。このゲームでは非代替トークン(NFT)をVe Chain上で発行する予定だ。
1日に発表されたプレスリリースによると、1980年代のゲームブック(読者の選択によってストーリーの展開と結末が変わるように作られた本)シリーズ「The Way of the Tiger」に基づいて作られ、新しいタイトルは「Arena of Death(死のアリーナ)」となる予定だ。
NFT発行にVe CHain利用
このゲームではゲーム内アセットの所有権をプレイヤーに与えるために、企業向けサプライチェーン管理ブロックチェーンであるVe Chainで非代替トークン(NFT)を発行予定だ。国産ブロックチェーンゲームで有名な「My Crypto Heroes」や最近取引高が急増している「Gods Unchained(ゴッズ・アンチェイン)」、ブロックチェーンゲームの先駆けとなった「CryptoKitties」などはいずれもイーサリアムを利用してNFT発行を行っている。
「The Way of the Tiger」の著者でありFabled Landsの最高経営責任者でもあるJamie Thomson氏は以下のように述べている。
このシリーズをコンピューターゲーム形式に再編するつもりでしたが、この新しいテクノロジー(ブロックチェーン)の方が有意義でした。マジックザギャザリングをプレイすることを想像してみてください。あなたがカードを所有していることを知っていれば、それは本当にあなたのものです。あるアイテムまたはスキルの個数が100個のみだと言えば本当に100個しかないことがわかります。
最近ではブロックチェーンカードゲーム「Gods Unchained(ゴッズ・アンチェイン)」の1ヶ月間のオンチェーン取引数がCryptoKittiesの記録を超えるなどゲーム内アセットのトークン化は成長傾向にあるようだ。