三省堂の「今年の新語2019」、PayPayなどの「ーペイ」が大賞

「三省堂 辞書を編む人が選ぶ『今年の新語2019』」にて、PayPay(ペイペイ)などスマホ決済サービスの名称で使われている「ーペイ」が大賞に選ばれました。

各辞書の編集方針に合わせた「ーペイ」の語釈を公開

辞書や教科書などを手がける出版社の三省堂が12月3日(火)、「三省堂 辞書を編む人が選ぶ『今年の新語2019』」選考発表会において、2019年を代表する新語ベスト10を発表しました。
同企画は、今後辞書に掲載されていてもおかしくない2019年を代表する日本語(新語)を、三省堂の辞書編集者が選ぶものです。

「ASMR」「あおり運転」「サブスク」など2019年に話題になった言葉が並ぶ中、PayPay、LINE Pay楽天ペイなどのネーミングで使われている「ーペイ」が大賞を受賞しました。
10月の増税に伴い開始された「キャッシュレス・消費者還元事業」により利用者が増加したほか、各社揃って自社サービスに「ーペイ」という「造語成分(語を構成する要素)」が使われており、消費者の決済行動に大きな変化を及ぼしたことから選出したといいます。

今回大賞に選ばれた「ーペイ」は実際の辞書編集者により、国語辞典風に解説が記されました。
シャープな語釈で言葉の本質をとらえる「新明解国語辞典」、シンプルな語釈で要するに何かがわかる「三省堂国語辞典」、高校生の自習を強力に支援する「三省堂現代新国語辞典」、今の日本語を映し出す国語+百科辞典の「大辞林」といった、それぞれの編集方針に合わせた語釈が楽しめるようになっています。

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