ビットコイン現物決済先物を提供するBakktは、10月に発表したビットコイン先物のオプションをローンチしたと発表。同時に同社の親会社であるICEシンガポールでビットコイン先物を基準にしたCFD(差金決済取引)のローンチを同時に発表。シンガポールの規制当局にBakktのビットコイン先物CFDが認可されたことになる。
世界初のビットコイン先物オプション
Bakktのビットコイン先物は、CMEやCboeなどの提供するビットコイン先物と異なり、ビットコイン現物で決済されるビットコイン先物だ。この現物決済はCFTC(米商品先物取引委員会)に認可された初のビットコイン先物であり、今回ローンチしたビットコイン先物のオプションも同様に世界初となる。
Bakktによるとビットコイン先物オプションはマンスリーパック現物決済ビットコイン先物(BTM)の価格により決済され、ビットコイン先物の取引終了の2日前に決済されるという。ビットコイン先物価格での決済であるため、ビットコイン現物価格に直接影響を受けるわけではないのだ。
差金決済ビットコイン先物のローンチ
Bakktはビットコイン先物オプションと同時に、現物決済とは別の先物商品としてCMEと同様のビットコイン先物をICE Futureシンガポールでローンチしたと発表。これはシンガポール金融庁(MAS)の認可待ちであったため、規制当局により承認されたということだ。
Bakktによると差金決済ビットコイン先物は、現物決済という特徴を持つBakktのビットコイン先物を取引できないトレーダーに対し、差金決済つまりBTC現物ではなく現金で決済されるビットコイン先物を提供するとしている。決済は”Bakktビットコイン先物”をベースに決済される。
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2020年に新たな先物をローンチか
ビットコイン先物はBakktエコシステムを構成する一つのプロジェクトであり、2020年にはスターバックスとの共同で決済アプリのローンチを予定している。Bakktの発表によると、2020年のロードマップの一つとしており、さらにカストディ提供の拡張や新たな先物商品のローンチも含まれているとしており、ビットコイン以外のアルトコインの先物ローンチを2020年に行う可能性を示唆している。
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