仮想通貨とスポーツの深い関係、ブロックチェー技術を活用するゲームなど

スポーツと暗号資産(仮想通貨)・ブロックチェーン技術との間には深い関係があることを知っていますか?ブロックチェーン技術は、想像以上の結果をもたらすことが期待されています。スポーツファンとスポーツとの交流は、ブロックチェーン技術の応用で飛躍的なレベルアップをもたらすとともに、新しい市場開拓の機会を生み出そうとしています。

仮想通貨を受け入れるスポーツ選手や協会

スポーツリーグやチーム、アスリートは仮想通貨・ブロックチェーンとの関わり合いを深めています。全米プロバスケットボール協会(NBA)のチームであるサクラメントキングスは2014年、取引や決済手段にビットコイン(BTC)を受け入れた初のプロスポーツチームとなりました。

ジョージア州アトランタにある名門校ジョージア工科大学も同年、取引・決済にビットコインの受け入れを開始しました。またアメリカンフットボール選手でシアトル・シーフォークス所属、ポジションがランニングバックのマーショーン・リンチ(Marshawn Lynch)選手は、15年にブロックチェーン技術ベースの新興企業に投資しました。

リンチ選手のチームメートだったリチャード・シャーマン(Richard Sherman)選手は14年、自分の商品の販売にビットコイン決済を受け入れました。またNLFチームのマイアミ・ドルフィンズは2019/20シーズンのチケット販売にビットコインとライトコイン(LTC)を受け入れることを認めています。バスケットチームのリアルマドリードは19年11月、仮想通貨も取り扱うCFD(差金決済取引)ブローカーのETFinance社と3年間の提携関係を結びました

チケットとトークン販売に関連するアプリ増加の期待

スポーツと仮想通貨・ブロックチェーンとの深い関係は米国だけにとどまりません。トルコのプロサッカーチーム、ガラタサライ(Galatasaray)はファンベースのトークンの計画を発表しました。チケット販売とトークン発売などと関連する提携関係や仮想通貨のアプリは、今後数年いくつか開発されるとの期待が高まっています。

スポーツ記念品の販売は、数十億ドルもの産業に発展しており、さらなる成長にはテクノロジーの力が必要になります。技術が精巧になれば、ファンにとって魅力的な記念品が開発されますが、反面その信ぴょう性が問題になるという社会問題になること予想されます。

野球カードはいつの時代でも人気ですが、トークン発行によって、ダウンロードアプリの「MLBチャンピオン(MLB Champions)」や20年初め提供予定のブロックチェーンベースのバスケットボールゲーム「NBAトップショット(NBA Top Shot)」など、新しいデジタル記念品の開発が進んでいます。

ブロックチェーン技術が生み出す新しいゲーム

ミレニアム世代に次ぎ1995年以降2005年ごろに生まれたZ世代は、これら新しいブロックチェーンゲームに熱中します。実際の試合が反映される実体験型ゲームは、ブロックチェーン技術の大きな成果であり、スポーツ界のアプリとして他の分野に先駆ける勢いです。

ブロックチェーン技術の強みは、改ざんや複製が難しいという強みがあります。「F1デルタタイム(F1 Delta Time)」は、強烈なレーシングカーゲームであり、エンジンやタイヤなどのパーツ収集もできるゲームです。フォーミュラ1とグローバルライセンス契約を結んでいます。

参考
The Future of Sports Is Going to Change Thanks to Blockchain Technology

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