仮想通貨ファンドがビットコイン投資に関する男女の違いを調査

仮想通貨投資ファンドのグレースケール(Grayscale)が12月10日、ビットコイン(BTC)に投資する男女の違いに関する調査結果を発表した。

この調査は、米国の1,100人の投資家に対して2019年3月28日から4月3日までオンラインで行われた。回答者は25歳から64歳までの財務上の意思決定能力を持ち、少なくとも1万ドル(約110万円)の資資産と少なくとも5万ドル(約548万円)の家計収入を持っている。

女性の43%がビットコイン(BTC)に関心あり

グレイスケールが発表した調査結果では、ビットコインに関する複数の項目で男女ごとの反応の相違をまとめている。ビットコインへの関心に関する項目では、女性の43%で男性の57%がビットコインへの投資に興味があるとの回答だった。またビットコインの成長する潜在能力に関する質問に関しては、女性の80%、男性で78%が関心を認めている。

投資における経済的安全性を重視するという質問に対しては、女性の60%、男性の48%が肯定。投資で財を築くよりも安全に行いたいという割合は、女性で42%男性で35%だった。また投資に関する知識が少なく投資に精通していないと自分自身を評価している女性は44%、男性は22%だった。

グレイスケールのレポートによると、25歳から54歳の女性投資家は、ビットコインの少額投資できる点と、ふとりができれば投資規模を拡大できるという考えに興味があるともまとめている。少額から始められる点はビットコインに投資する魅力的な理由であると思うかの質問に対して、25歳から54歳の女性は63%が同意し、同年代層の男性で同意したのは56%だった。またビットコインの流動性について、同年代の女性の60%、男性の56%が評価していた。

女性は米国経済の見通しについても著しく否定的

今回の調査結果で米国経済に対して肯定的な見解を持っている女性は46%で、男性の57%より低く、女性は米国経済の見通しについて男性より否定的な傾向にあることが明らかになってた。

世界経済の見通しに対しても肯定的なのは女性の36%、男性の43%である。従来の市場の混乱に対するヘッジとして利用されている金についても、市場見通しが明るいと回答した女性は半分未満の48%、これに対して男性は63%だった。

ビットコイン(BTC)の価格・相場・チャート

参考
Investing in Bitcoin:Perspectives from Female Investors

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文:かにたま

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