仮想通貨市況
ビットコイン(BTC)市況
26日の仮想通貨ビットコイン(BTC)は、前日比-0.44%の78.6万円とやや続落。
先月末に揉み合ったライン(約7100ドル:78万円)で切り返すも反発は弱い。高値こそ切り下げているものの、安値も下げ渋り、下降ウェッジのような形状となっている。
7100ドルを下放れした場合、6900ドル水準まで一気に押し込まれる可能性があるが、明日27日には、CMEのBTC先物SQのほか、仮想通貨オプション取引所Deribitにおける直近最大級のオプションカットオフ、中華系大手仮想通貨取引所OKExのオプション取引所ローンチなど重要イベントが重なっており、様子見基調が強まっている。
OKExはすでに複数銘柄の先物取引を提供しており、新たに開始するオプション取引は、機関投資家の需要に応じたものとなる。Deribit Optionsにおけるプット/コール建玉は以下の通り大量に積まれており、明日にかけてボラティリティが急上昇するリスクが高まるため、注意が必要だ。
Deribit Options(3ヶ月)
— BTC情報アラート (@btc_status) December 26, 2019
価格:$7186
コール建玉:30453(+4%) 売買代金:77(-57%)
プット建玉:19516(+1%) 売買代金:48(-61%)
PCR:68%(-9%)
赤】12/27 17:00 C 25091 / P 15705
緑】1/3 C 1788 / P 1098
黄】1/31 C 3572 / P 2712 pic.twitter.com/IWiX1Za64K
また、CoinMetricsのデータによれば、2019年以降右肩下がりで推移していた、海外取引所における顧客の預入資産(BTC数量)が、急反転し始めていることがわかった。
海外アナリストの見解は?
仮想通貨トレーダーのTraderXO氏は、ツイッター上で自身の考察について以下のように説明した。
買い集めの判断を行うには時期尚早だ。出来高も薄くなっており、直近最安値のサポートラインを再び試す可能性も十分ありえる。
$BTC – Wyckoff like scenario – just throwing this out there…
— TraderXO (@TraderX0X0) 2019年12月23日
Very early to determine whether this is at all accumulation – it can easily breakdown on a retest of the lows again.
Volume profile switched off – you can reference that yourself
Will keep this thread updated pic.twitter.com/u9qW0txpIC
同氏曰く、株式市場の権威であるリチャード・ウィッコフ氏が考案したシナリオをBTC市場に当てはめた場合、「ビットコイン価格は、上下のラリーを経て来年3月ごろに9,000ドルに到達する可能性」が考えられるという。
一方、著名仮想通貨トレーダーのGalaxy氏は、強気相場ではないかとの見方を強めている。ツイート上に掲載されたチャートを確認すると、ビットコインのモメンタム(方向性や勢い)に主眼を置いた見解であることが窺える。
Guess what comes next.
— Galaxy (@galaxyBTC) 2019年12月23日
I can give you a hit.
It starts with bull and ends with market .$BTC pic.twitter.com/NXWXFaP309
またSmokey氏は、底打ちした可能性に触れ、仮にこの見方が正しかった場合、「これ以上綺麗な底打ちはない」と言及した。 合わせて投稿されたチャートでは、2018年の弱気相場の際に形成されたサポートラインに一瞬触った後の反発が見て取れる。
If this was the generational Bitcoin bottom, it was the most perfect bottom to ever be formed tbh pic.twitter.com/5m0nDxJLgg
— Smokey (@SmokeyXBT) 2019年12月23日