社会人の5人に1人は貯蓄ゼロ 37.6%が資産運用を実施 じぶん銀行が調査

じぶん銀行が2019年12月17日(火)~20日(金)の期間、20代~40代のビジネスパーソン男女500名を対象に「資産運用」に関するwebアンケートを実施し、結果を発表しました。

年収が高いほど資産運用実施率が上昇

2020年の目標貯蓄額の最多は「100万円以上200万円未満(26.6%)」であり、続いて「50万円以上100万円未満(24.2%)」と「10万円以上50万円未満(16.8%)」が多い結果となりました。また、4.6%は1,000万円以上の貯蓄を考えていることがわかりました。

貯蓄をする理由として「老後資金(47.4%)」が一番多く、2019年に話題となった「老後2000万円問題」の影響からか、老後資金の重要性がより高くなってきていることがうかがえます。ほかには「旅行(32.7%)」「趣味(29.4%)」といった回答も多くみられました。


「100万円以上200万円未満」を貯蓄を考える人が多い一方で、現時点の貯蓄額は「貯蓄ゼロ(17.4%)」が最多に。続いて「10万円以上50万円未満(14.4%)」「100万円以上200万円未満(14.4%)」が多くを占めました。


37.6%は現在資産運用を行っており、最多は「株式(55.3%)」、続いて「投資信託(47.9%)」「定期預金(39.4%)」といった結果になりました。
62.4%は資産運用を行っていませんが、48.4%は興味は持っていることがわかりました。しかし、資産運用に対して「リスクがある(68.9%)」「知識がないと失敗する(68.3%)」「難しい(33.3%)」といったネガティブなイメージを持っていることから、資産運用に手を出せていないとみられています。


2020年に始めたい資産運用商品の最多は「株式(36.0%)」で、最近耳にする機会が多い「NISA(20.2%)」「投資信託(16.6%)」「iDeco・確定拠出年金(16.4%)」も回答にあがりました。
なお定期預金はいまだに根強い人気があり、割合は25.4%と2番目に多い結果となりました。


資産運用は年収が高いほど行っている割合が高く、「200万円~400万円未満」は28%、「400万円以上~600万円未満」は46%、「600万円以上」は57%でした。
また「資産運用を行っていない」と回答した割合を年齢別に細分化してみたところ、20代・30代・40代のいずれも「200万円以上~400万円未満」の割合が最多という結果になりました。

調査概要

・調査テーマ:資産運用に関するアンケート
・調査方法:WEBアンケート調査
・調査対象者:全国のビジネスパーソン男女500名(20代~40代)
・調査実施日:2019年12月17日~2019年12月20日
・調査主体:株式会社じぶん銀行

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