現物決済されるビットコイン先物を提供するBakktの社長であるAdam White氏は、スイスで開催されている世界経済フォーラム(World Economic Forum)のダボス会議2020でBakktのアプリについて言及。Bakktのアプリは2020年にローンチ予定で、どちらかというとPayPalのような形になるという。
ビットコインなどの仮想通貨以外のデジタル資産対応
2020年1月21日から24日にかけて開催されている、世界経済フォーラムのダボス会議においてAdam White氏はBakktのアプリは、ビットコインだけでなくより広域でのデジタル資産を視野に入れており、ロイヤリティポイント、つまり商品を購入した際に購入額に応じて店舗や企業から付与される”ポイント”なども対象にいれているという。
また、”デジタル化されている”資産を含むため、現在の証券やその他資産も取り扱う可能性があるというこだ。このような広域なデジタル資産の対応は、仮想通貨取引所のbitFlyerやコインチェックなどが提供しているビットコイン決済などより、Paypalのような形式に似ているということになる。
仮想通貨市場にキラーアプリはまだ存在しない
またWhite氏は現在の仮想通貨市場において”キラーアプリ”はまだ出ていないとしており、
「まだ仮想通貨市場は重要なキラーアプリを得る状況に達していないと考えている。だがこの市場は多くのデベロッパーの関心が集まっており、誰かがなにか新しいものを生み出すと確信しているため、楽観的だ。」
と述べている。Bakktは世界で初となる政府に規制された現物決済のビットコイン先物という仮想通貨うデリバティブをローンチ、さらにカストディサービスやシンガポールでのBakktビットコイン先物ベースの差金決済コントラクトをローンチするなど、ワールドワイドに展開している。
Bakktのアプリはスターバックスと共同テストで今年2020年にローンチ予定でが、Adam氏が述べていうるように、Bakktアプリ以外にも仮想通貨市場に大きなインパクトを与えるキラーアプリが今年登場するかもしれないだろう。
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参考:Bakkt’s consumer app is coming in 2020, and it’ll look more like PayPal than Coinbase