大阪で開催されているDevcon5で9日、ワイアーライン(Wireline)の共同創業者ルーカス・ガイガー氏が、仮想通貨プロジェクト「オープンリブラ」を発表した。

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イーサリアム2.0(ETH2)のPrysmクライアントのサファイアテストネットのバリデータ数が2倍を記録。ETH2のサファイアテストネットはイーサリアムのGoerliテストネット上に展開されており、誰でもテストネットコインを受け取り3.2ETHをステーキングすることでバリデータテストとして参加が可能だ。

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ETH2バリデータ数が2倍に

Prysmatic Eth2 Testnetによると、現在のBeacon Chainのサファイアテストネット上のバリデータ数は36,538バリデータとなっており、オンラインのバリデータ数は35,211、現在デポジットコントラクトへのバリデータ登録中は1327となっている。

Prysmatic LabのデベロッパーRaul Jordan氏によると、このバリデータ数はイーサリアムレガシーチェーン(現在のイーサリアムネットワーク)でのBeacon Chainローンチに十分なバリデータ数であるとしており、Prysmクライアントは35000を超えるバリデータを問題なく取り扱えるとしている。

 

出典:Prysmatic Labs

 

ETH2テストネットでの初となるバリデータ解除

ETH2バリデータは、フェイズ1で実装されるBeacon Chain上に展開されるShard Chainにステーキングしている32ETHを自主的に引き出すことで、バリデータとしての登録を解除することができる。

Prismatic Labsのサファイアテストネットではこのバリデータの解除(Exit)をすでに実装しており、Beacon Chainのエクスプローラーによると、スロット124256で初となるバリデータの自主解除(Voluntary Exits)が行われた。このバリデータ解除申請後約2日が経過すると、ETHの引き出し(ここでは3.2ETHテストネットコイン)が引き出されることになる。

出典:Beaconcha

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イーサリアム2.0(ETH2)のローンチはすぐそこへ

実際に行われたテストではこのバリデータ解除が問題なく行われ、実装に問題ないことが証明されたことになり、大きなマイルストーンとなった。ETH2フェイズ0、つまりBeacon Chainのローンチにはまずイーサリアムレガシーチェーン上にデポジットコントラクトをデプロイ(設置)する必要があり、このコントラクトのバグはすでに形式的検証により修正されている。

つまり、ETH2のローンチは目前となっており、さらにその先となるフェイズ1を見越した開発や実装テストが行われており、2020年はイーサリアム2.0の年となることになるだろう。

 

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参考:Eth 2.0 Dev Update #43 — “Rapid Iteration”

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