ブルームバーグの有力アナリストがビットコイン(BTC)の強気相場を予測

ブルームバーグ(Bloomberg)の著名なシニアアナリストであるマイク・マクグロン(Mike McGlone)氏がこのほど、ビットコイン(BTC)が2020年に強気の1年になるとの分析記事を掲載しました。ブルームバーグは透明性の高い経済、金融情報ニュース配信で世界的に評価されていますので、ビットコインに対するこの好ましい情報の発信が注目されます。

ビットコイン(BTC)価格は1万4000ドルまで回復と予想

シニア商品戦略家(Senior Commodities Strategist)という肩書を持つマクグロン氏は長文の分析記事「2020年1月ブルームバーグ暗号通貨展望」の中で、20年はビットコインにとって強気市場になると予測、特にビットコインがリスクの大きい投機対象から正真正銘の投資対象になるとの見解を示しました。

同氏はその中で、20年は19年に付けたビットコインの最高価格である1万4,000ドルをうかがう強気市場になると予測しています。同氏は、再度6,000ドルまで下落する余地は否定しませんが、動向としては弱気ではなく強気の市場になると説明しています。同氏は特に、ビットコインが金(ゴールド)と密接な相関関係を示す安全な投資避難先になると次のような表現で予想しました。

「上限のある供給と利用増による価値の保存としての資産は、さらに価格にも評価されるという事実が、2020年のビットコインをサポートし続けることになる。われわれは金の価格に動きがあることを予想しており、それが初期段階の強気相場として現れ、BTCのプロキシ(代理)としてとどまり続ける」。

ビットペイ(BitPay)のCOOも2万ドルの強気市場予測

2020年の仮想通貨に関して分析記事ではその他にも、①ビットコインはますますデジタルゴールドのような役割を果たす②金が2020年のビットコイン価格上昇を牽引する③ビットコインとUSDTが強気市場の勝者となる④デリバティブが市場下落のカギを握るーなどと指摘しています。

マクグロン氏は、ビットコインの強気相場を支持する唯一のアナリストもしく業界人ではありません。

例えば、仮想通貨決済会社ビットペイ(BitPay)の最高執行責任者(COO)のソニー・シン(Sony Singh)氏は最近、ブルームバーグのインタビューに応えて、今後12カ月にビットコイン価格は過去最高の2万ドルを超えるだろうと大胆に予測しています。その根拠は仮想通貨業界起きるだろう「予測外の出来事」とされています。同氏は実例として、19年に起きたFacebookの仮想通貨「リブラ(Libra)」発行計画などを挙げています。

強気アナリストらは5月の半減期にビットコイン(BTC)の高騰予測

ゴールドマン・サックスなど大手企業の人材らが創設したブロックチェーン顧問・投資会社のスパルタングループ(Spartan Group)は、20年のビットコイン価格は4万ドルを付けるとさえ予想しています。

マクグロン氏を含むこれらアナリストは、5月に起きるだろうビットコインの半減期を迎えて、マイニング(採掘)の報酬が、12.5BTCから6.25BTCに半減、ビットコインのインフレ率も半減して1.80%になることに特に注目しています。これまでに起きた2回の半減期の際、ビットコインの価格は大きく上昇したことから、同じようなことが今回も起きないとは誰も断言することはできないというのがその根拠です。

ビットコイン(BTC)の価格・相場・チャート

参考
Bloomberg Crypto Outlook – January 2020 Edition

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