次世代ブロックチェーン「SYMBOL」ローンチ延期に
仮想通貨ネム(NEM)の移行委員会が2月12日、11回目となるアップデートを発表した。内容は次世代ブロックチェーンシンボル(SYMBOL)のローンチ時期についてとなっており、当初発表されたロードマップより、時期が後方へ修正される形となった。当初、SYMBOLのローンチは2020年2月もしくは3月を予定としていたが、今回の発表で修正され、2020年第2四半期となった。
出典:Migration Committee Community Update #11
SYMBOLテストネットで確かなものへ
現在、SYMBOLではパブリックテストネットが開始され、開発者や有志のコミュニティによって動作確認などが行われているが、既にバグの報告も挙げられている。SYMBOLのローンチが2020年第2四半期へ後方修正されたのも、バグなどを修正したうえで確実なものとしてローンチしたいという意図があるのではないだろうか。ローンチ期日にこだわり過ぎて、プログラムが穴だらけでは長続きもしないとも思われる。
コア開発者のジャガー氏(@Jaguar0625)も自身のTwitterで「日付を優先するためにバグのあるものをリリースするつもりはない」と述べている。
We don't have the final results from penetration testing nor has there been any large network testing . Until the testing is finished, and we're able to review the results, any dates are mere guesses.
We are not going to release something buggy just to hit a made up date!
— Jaguar0625 (@Jaguar0625) February 13, 2020
日本のNEMコミュニティにおいても、SYMBOLのテストネットノードを構築するなど自ら試してその情報を共有する有志が増えている。このような各個人による活動がブロックチェーンエコシステムの成熟へ繋がるものとなるのではないだろうか。
参考
・Migration Committee Community Update #11
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