電通国際情報サービスのオープンイノベーションラボが明日2月18日(火)〜21日(金)まで、東京・新木場で開催される植栽展示会「CONNECT」において、自律移動ロボットを利用した「動く植栽」の公開実証実験を実施します。
会場内の雰囲気を損なわずスムーズに導線確保へ
「CONNECT」は「都市と自然がつながる」「人と自然がつながる」「人と人がつながる」「未来につながる」といった4つの「つながり」をコンセプトに、さまざまな緑化アイテムによる空間演出が施された展示会となっています。
実証実験では、高精度の自己位置推定技術(ロボットが自身の現在位置を正確に把握するための技術)を用いた自律移動ロボットを活用し、植栽を自律的に移動させるとのこと。
展示エリアとセミナーエリアの境界を区切り、会場の雰囲気を損なうことなく来場者の動線を確保できるか、ロボットが目的に応じて正確に移動・停止できるかを検証します。また光の動きに合わせて移動し、一定時間留まる演出も行います。
植栽が植えられたプランターには、グリーンディスプレイ協力のもとで開発されたロボットアプリケーションを搭載。
人の肉眼では見えない不可視マーカーとタイヤの回転数をカメラやセンサーで認識・測定し、現在地を高精度に推定できるようになっています。
オープンイノベーションラボでは家具などの静物とサービスロボットの融合をテーマに、本来動かないものが自律的に動くことで生活空間や景観に変化をもたらす可能性に着目し、研究開発を進めています。
今回の実証実験もその一環と位置付けているとのことです。