ローソン、レジ無し店舗の実証実験へ 商品持ったまま退店で自動決済

ローソンが2月26日(水)〜5月25日(月)まで、神奈川県川崎市に「富士通新川崎TS レジレス店」をオープンし、レジを通らずに買い物可能なレジ無し店舗の実証実験を実施することがわかりました。

ウォークスルーでスムーズな買い物を実現

ローソンではこれまでに、セルフレジやバーコードを読み取って支払うスマホ決済サービス、来店客のスマートフォンがレジ代わりになる「ローソンスマホレジ」など、さまざまな決済手段を導入してきました。
また、従業員の作業軽減を目的にした自動釣銭機付レジの全店導入や深夜省力化実験など、デジタル技術を活用した取り組みを行ってきたローソンですが、今回新たにレジ無し店舗の実証実験を実施することが明らかになりました。

実証実験を行う「富士通新川崎TS レジレス店」は、富士通の新川崎テクノロジースクエアに勤務する従業員専用の店舗としてオープンします。
専用アプリに表示されたQRコードを店頭にある端末にかざして入店し、購入したい商品を持ったまま店外へ出ると、事前に登録したクレジットカードから自動で決済。来店客はレジに並ばず、ウォークスルーで簡単に買い物できるようになっています。
なお、手にとった商品やその個数は店内に設置されたカメラで来店客の動きを認識し、商品が置かれた棚のセンサーと合わせることで判別可能とのことです。

店舗の従業員は弁当やおにぎり、ドリンクなど品出しの作業は実施し、レジ業務は一切行いません。
小売業界で人手不足が問題となる中、レジ無し店舗ではレジ対応の省人化による生産性向上・ピーク時間帯の機会ロスの削減が期待されています。

実証実験ではシステム・店舗オペレーション・防犯・物流面の課題、売上の推移、来店客の声などを検証した上で、今夏には一般客に向けたレジなし店舗の展開も検討していくとのことです。

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