WFEが最新レポート公表

国際取引所連合(WFE)は、デジタルアセットと暗号資産(crypto asset)の分類を明確にするよう求める文書を公表した。

WFEが20日に公表したレポートには、「サブカテゴリとして、デジタルアセットや暗号資産をカバーするEU分類法を採用することに価値があると考えている」と記述し、これら名称の再定義を求めている。

現在、ビットコインやステーブルコインなど様々な資産が存在するが、グローバルでそれぞれの呼称は統一されていない。

そしてビットコインが誕生して以来、仮想通貨市場・ブロックチェーン業界は長い年月が経過したが、さらなる法整備が求められているのが実情だ。

そうした中で発表された今回のレポートでは、仮想通貨業界において世界規模でのルール作り、および業界の改革を進めるよう訴えている。

暗号資産の分類を行うことを求める一方で、ルール整備の策定にあたり、国際的に適用が可能で柔軟性を備えた規制作りが重要だ。

技術的進歩・変化の激しい仮想通貨市場において、現在多くの資産が規制の枠組みから外れる中、WFEはそうした資産の対処も可能な定義を行うことが肝要であるとした。明確な法的定義は企業連携を促進できると見込む。

CoinPostの注目記事

米ハワイ州、仮想通貨ビジネスに前向きな規制方針 サンドボックス制度を導入へ
米国ハワイ州は仮想通貨企業向けに規制サンドボックス制度を導入する。得られた知見は、ハワイを仮想通貨の主要導入州として位置付ける可能性を秘めるという。
カナダ金融監督機関、仮想通貨の規制強化に本腰 FATFのレビュー対策へ
カナダの金融監督機関FINTRACが、2020年から2021年までの計画を発表。仮想通貨に対する規制強化へ本格的に動き出した。
おすすめの記事