中小企業向け相談窓口を設置
Liskは、企業向けのビジネス窓口を公式サイトにて新たに設置したことを明らかにした。
ブロックチェーンアプリの開発に関心を持つ中小企業(SMEs)向けの相談窓口開設により、開発環境の構築に注力するこれまでのフェーズから、ビジネス利用を模索するフェーズに進み始めたことを示唆する。
We just launched the #Lisk Enterprises portal on https://t.co/KjIL44B9Tw to offer an entry point for small and medium sized enterprises (SMEs) into blockchain technology.
— Lisk (@LiskHQ) April 2, 2020
You are an SME and would like to build a proof of concept with us? Get in contact!https://t.co/EzNSrSNsjA pic.twitter.com/3uHj5xIsG3
今回の窓口設置をLiskは公式ブログにて以下の様に説明している。
私たちのLiskSDK(ソフトウェア開発キット)はアルファステージにおいて着実に進歩してきており、企業をターゲットとした内部向けのロードマップを作成することになった。私たちは、ブロックチェーンアプリの概念実証の構築という目標に関し、(企業との)コラボレーションの機会を模索することが理にかなう段階に近づいていると信じている。
その上で、相談窓口を設置することが最初のステップとして必要になると判断した。窓口にはブロックチェーンの利点や、様々な業界へのユースケースなどを掲載し、どのようにLiskが役立てられるのかが分かりやすく説明されている。
現在はまだ情報が少ないが、今後は他のブロックチェーンプロジェクトのSDKとの比較情報なども追加していく予定だ。
開発環境を整え次の段階へ
Liskはこれまでビジネス探求の前段階として開発者が容易に開発を行える環境を整えることを重視し、プロジェクトを推進してきた。
Lisk Buildersプログラムはその一環で、ブロックチェーンアプリの概念実証を行うLiskコミュニティの開発者に対し、助成金の提供などを行っており、既に助成金提供の実績がある。
Liskの開発環境はオープンソースかつシンプルで、簡単にブロックチェーンアプリの開発が行えることが特徴で、現在広く普及しているプログラミング言語であるJavaScriptを開発言語として使用できる。
今回、ビジネス向け相談窓口を作成したことで、開発環境の整備はひと段落し、次の段階である実際のビジネス機会の模索というフェーズに進みつつあることを示唆している。
参考:Lisk.io