
ビットコイン(BTC)は三角持ち合い形成 今後の値動きに注目
ビットコイン(BTC)の本日16日20時の価格は394,299円となっている。前日同時刻価格396,420円と比べると、ほぼ変動がない。
本日の午前5時、午前5時に6200円幅の下落で一時は386,501円の安値を付けた。
その後11,12日の安値帯であった390,300円ラインに一時上昇を阻まれるも上抜けし、現在に至る。
午前5時の下落の原因としては、イーサリアム(ETH)の大型ハードフォーク「コンスタンティノープルの延期」が原因として考えられる。
この一件は、ビットコインだけでなく仮想通貨市場全体に悪影響を及ぼしそうだ。
コンスタンティノープル延期については以下の記事でより詳細に解説している。
イーサリアム大型アップデート「コンスタンティノープル」の延期が16日6時45分に発表された。主な原因としてはリエントラント攻撃への脆弱性があげられており、課題解決が急がれている。

(出展: TradingView)
ビットコイン(BTC)の価格はこのように、赤いラインと緑のラインとの間で三角持ち合いを形成している。この三角持ち合いを上に抜けることができなければ、再び大きく下落してしまう可能性がある。
というのも、11日に大きく下落した理由として、昨年12月から今年1月にかけて形成していた日足の逆三尊が否定されたことが挙げられる。

(否定された逆三尊 出典:TradingView)
この逆三尊否定により市場は非常に弱気になっており、もう1段の下落も考えられる。
今回三角持ち合いを下に抜けたことが、その引き金となる可能性は多いにあるだろう。
その場合まずは380,000円まで下落し、さらに下に抜けた場合は12月15日の安値であり直近の大底である354,350円付近を目指すことになる。
一方、可能性は低いが三角持ち合いを上抜けした場合、紫のライン(406,500円付近)をめざし、そこで反発する可能性が高い。
依然として下目線の相場が続きそうだ。