衛生意識の向上でキャッシュレス決済・通販利用が増加 バンドルカードのカンム調査

Visaプリペイドカード「バンドルカード」を提供するカンムが、バンドルカードのユーザーを対象とした「お金に関する衛生意識」に関するアンケートを実施しました。

外でお金を使う頻度は週0〜1回が多数に

本調査はカンムが3月に実施した「巣ごもり消費に関する意識調査」に続いて、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う行動変容を明らかにする目的で実施。

感染拡大が問題になる前の2020年1月と比較したところ、全回答者の74%が「(今年1月と比べて)外出が減った」と答えました。
また、店舗や施設でお金を使う頻度を聞いたところ、「週4-5回」は31%から11%に減った一方で「週に1-0回」の割合は11%から41%に増加しており、外出自粛によりお金を使う機会が少なくなってきていることが明らかになりました。


「外出が減った」と答えた中で95%が「衛生管理が向上した(手洗い・うがい、咳エチケットなど)」、57%は「お金の取り扱い意識が変わった(現金に触れる、ATMを操作するなど)」と回答。


「お金の取り扱い意識が変わった」と答えたユーザーに対しどのようなシーンで気になるか質問したところ、「硬貨を触る」「紙幣を触る」といった、直接現金に触れる機会をあげています。
ほかにもボタンから現金取り出し口まで無数の人が触っているATM、店舗のレジやスマートフォンの操作といったなにげない行動も気になっていることがわかりました。


さらに、「お金の取り扱い意識が変わった」と答えたユーザーに対し、行動がどう変わったか質問すると7割以上が「手洗い・消毒」と回答。
「キャッシュレス支払いを選ぶようにしている」「ネットショッピングに切り替えている」といった、支払い方法の変更や人混みを避ける行動も多くみられ、当たり前だった行動が新型コロナウイルス感染拡大によって変わりつつあることがうかがえます。


普段の生活で使うお金の割合では過去のアンケート結果と比較すると、半分またはそれ以上をキャッシュレスにしている合計が増加し、57%となりました。少数派だった「ほぼすべてキャッシュレス」もここ3ヶ月で増加幅が大きくなっているといいます。

一方で、キャッシュレス派が順調に増えている中で「ほぼすべて現金」の比率は2020年1月からほぼ変動はありませんでした。
2019年10月開始の「キャッシュレス・ポイント還元事業」で多くが現金からキャッシュレスに乗り換えたと言われていますが、これまで現金にこだわってきたユーザーは新型コロナウイルスにあまり影響されず、現金を使い続けるとみられています。


現在の状況が収束後、76%が「現在の行動が定着すると思う」と答えており、。一度向上した衛生意識は、感染の恐れが遠ざかったあとも維持されると予想されています。
また、自由回答では「現金を汚いと感じるようになった」「なるべくキャッシュレスを心掛けるようになった」「ただし必要最低限は現金が必要」などの声が多く、「家に帰ると財布を消毒している」と衛生をより強く意識している回答もみられました。

調査概要

期間:2020年4月9日 ~ 2020年4月10日
方法:インターネット調査
対象:「バンドルカード」ユーザー 1,229 サンプル
キャッシュレス決済の(株)カンム調べ

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