ErisXによると米国初のイーサリアム先物をCFTC(米商品先物取引委員会)の規制下で2020年5月11日ローンチ。ErisXは、Bakktと同様に現物決済されるビットコイン先物を提供しており、CFTC規制下でのイーサリアム先物は世界で初となる。
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世界初のイーサリアム先物
ビットコイン先物は、2017年12月のCMEとCboeのローンチからBakktやErisXなど多くの先物取引所が提供している一方、仮想通貨時価総額がビットコインを次ぐイーサリアムではまだ提供されていなかった。
ErisXの発表によると、ビットコイン半減期を迎える2020年5月11日(日本時間12日)と同日に現物決済されるイーサリアム先物をローンチしたと発表。
ETH先物のコントラクト詳細
ErisXのイーサリアム先物のコントラクト詳細は下記のようになっている。
取引ペア:ETH/USD
コントラクトサイズ:1コントラクト=1ETH
最小コントラクト取引価格:0.1ドル
ポジション制限:75,000コントラクト(75,000ETH)
決済方法:ETH現物
取引期間:四半期
取引終了:16:00 CT
また取引ペアとしてETH/BTCという仮想通貨同士の先物も同様に提供され、1コントラクト1ETHとなっている。
イーサリアムの多い実利用
ErisXによると、
「イーサリアムは間違いない機能性を持ち、そのユースケースは日利用や企業や組織による活用をされている。またイーサリアムの構造には既存の商品市場と多くの類似点を持つ。」
としている。実際にステーブルコインはイーサリアム上で最も活用されておる、DeFiなどの実利用や、トークン活用なども仮想通貨で最もされている。
さらに2020年はイーサリアムのPoS、ETH2のフェイズ0ローンチを控えており、マイナーやトレーダーのヘッジ手段として重宝する事になるだろう。
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