中国の大手マイニング業者ビットメインでの内部闘争が明らかになったことを受けて、時価総額4位のビットコインキャッシュが高騰している。過去24時間で8%近く上昇し、290ドル付近で推移している。 ...

【墨汁速報】ゴールドがビットコインを打ち負かす コロナショック S&P500サーキットブレイカー発動

イーサリアム上のドル”USDC”のブラックリスト機能を使用し、発行者のセンター(CENTRE)が10万ドルに相当するUSDCを凍結。このブラックリスト機能が実行されたのは発となる。

イーサリアム上のドル”USDC”

USDCとは、CoinbaseとCircle社によって運営されるセンター(CENTRE)によって発行されている仮想通貨版のドルだ。1USDCは1ドルと同じ価値を持ち、その価値はセンターが保有するドルにより裏付けられている。

USDCは現在イーサリアム上で10億ドル、日本円にして1070億円が発行されており、イーサリアム上のDEXやMaker DAO、CompoundなどのDeFi(非中央集権金融)の中核でも担保として使用することができる。

イーサリアム上のドル”USDC”のブラックリスト機能を使用し、発行者のセンター(CENTRE)が10万ドルに相当するUSDCを凍結。このブラックリスト機能が実行されたのは初となる。

イーサリアム上のドル”USDC”

USDCをセンターに凍結されたアドレスの該当のトランザクションはは0x15cbde1b9bf285db50e22eeff1a7d04ea267dd94726df8ecabdb4cb6c2b590cbで、6月16日に行なわれていることがわかる。このブラックリスト機能の呼び出しはセンターが所有するアドレスの一つ、0x5dB0115f3B72d19cEa34dD697cf412Ff86dc7E1bから実行されているのだ。

USDCのブラックリスト機能

USDCのイーサリアム上のコントラクトアプリケーションのバイナリーインターフェイスを見ると、“blacklisted”という項目があり、このアドレスが上記で見たアドレス0x5dB0115f3B72d19cEa34dD697cf412Ff86dc7E1bと同じことがわかるだろう。

Circle社によると、ブラックリストに追加されたイーサリアムアドレスはUSDCのコントラクトが使用出来なくなるとされている。つまりコントラクトを使用してUSDCの移動を行うため、該当アドレスではUSDCの受取や送金ができなくなるということだ。

またCircle社はブラックリストに追加されたイーサリアムアドレスは

「おおよそ完全かつ永遠に回収はできないだろう」

としている。

このブラックリストに指定された理由は定かではないが、このUSDCはなんらかの理由で盗まれたとされている。ブラックリストアドレスに関連するアドレスのEtherscanでのコメント欄ではイーサリアムアドレス0xEeC84548aAd50A465963bB501e39160c58366692はハッカーのアドレスであり、10000Loopingコインが盗まれたとある。マネーロンダリングやハッキングに関連するアドレスからUSDCを受け取るとブラックリストに入れられる可能性があるため、注意が必要だ。

 

 

墨汁速報@コインチョイス その他仮想通貨の最新時事ニュースはこちら


▼墨汁サロンではイーサリアム2.0の最新動向やステーキング検証、テクニカル分析理論、最新ファンダメンタルなどをより深く解説しています。

墨汁うまいと学ぶ仮想通貨の世界

 

参考:CENTRE appears to have blacklisted an address holding USDC for the first time

おすすめの記事