イーサリアム2.0のローンチ条件の一つ、ETH2アタックネット(Attacknet)がイーサリアムファンデーションによりローンチ。2020年内のローンチに向けて着々と最終段階へと進んでいる。
イーサリアム2.0のローンチ条件3つが開始
イーサリアム2.0のローンチ前最終テストとして、イーサリアム2.0リサーチャーは4つの項目を上げていた。一番メインとなるには公式のマルチクライアントテストネットであり、既にAltonaテストネットがローンチしている。
mqた脆弱性テストの手法であるファジングも既に行われており、残すはAltonaテストネットのバグバウンティプログラムと、アタックネットの運用のみとなっていたのだ。
26日、イーサリアムファンデーションはパブリックETH2アタックネットのベータ版を公開。これによりバグバウンティプログラム以外のイーサリアムファンデーションの最終テストは全て揃った事となる。
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ETH2アタックネット(Attacknet)とは?
ETH2アタックネットとは、ホワイトハッカーが報酬を目当てに意図的に攻撃を行い、運用の脆弱性や攻撃ベクトルを見つけるためのものだ。
現在はベータ版であり、4ノードで運用していることから小規模な攻撃でもテイクダウンは可能だろう。参加可能クライアントは
・Prysm
・Lighthouse
の2クライアントで、クライアント名の後ろに
クライアント名-attack-0
で参加可能だ。次期ETH2アタックネットではクライアントのTekuが参加予定であり、より強固なものとなるという。
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ETH2アタックネットの報酬
このETH2アタックネットでは、ホワイトハッカーには最大約55万円の報酬がでる。32ETHのステーキングは無効にしてあるため、バリデータベースではなくクライアントベースでの攻撃テストが目的となっている。
またこのアタックネットでのルールは
・イーサリアムファンデーションのみが攻撃と報酬の審査を行う
・報酬はETHかDAIでの支払い
・各クライアントも参加可能だが、ETH2アタックネット内のみが対象で、独自のクライアント上は対象外
となっている。ETH2アタックネットのローンチはクライアントの開発が基本的に終了したことを示しており、最終調整のバグテストとなる。従ってイーサリアム2.0 の2020年内ローンチは堅いと言えるだろう。
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