
仮想通貨相場は一時上昇も反落目立つ 今後大幅下落も
仮想通貨相場は今週、大幅下落の後のレンジ推移する主要通貨が目立った。
多くの通貨が、レジスタンスラインもサポートラインも堅く、長期間挟まれている状態が続いている。
ただ、上昇と下落とで異なるのは、その次に目安となる価格の違いだ。
上昇の際には、多くの意識されるラインが存在するため超大幅な上昇は考えにくい。
一方で、下落の際には、次に意識されるラインが2年前だったりするなど非常に弱く少ないラインしかサポートラインとなりえない。
そのため、下落の方が取れる値幅が広くショートポジションにメリットが存在してしまいなかなか上がらないというサイクルが続いてしまう。
今後仮想通貨市場が価格を上げるには、その実需が認識されることが必要だが、金融業界の重鎮たちは仮想通貨の将来性に否定的なようだ。
「仮想通貨は現行の経済に影響を与えることはない。」このように考える経済学者は多いようだ。仮想通貨は取引の媒体、価値の貯蔵といった金融サービスとしての基本的な要項を満たしていないと指摘する声が数多く上がっている。
今後の仮想通貨市場の動向に注目だ。 主要通貨の今日の相場分析を見ていく。
ビットコイン(BTC)

ビットコインの23日19時半現在の価格は390,800円となっている。前日同時刻比で、+1.3%の上昇だ。
一度レンジ上限を抜ける形となるも、レジスタンスラインに跳ね返されてしまい再度押し戻される形となりそうだ。
逆にレジスタンスラインを上に抜ければ、40万円台に舞い戻る可能性もある。
注目すべきラインは39万円。ここを守れるかどうかが今後の相場に大きな影響を与えることになるだろう。
ビットコイン(BTC)の価格は23日18時現在で391,511円となっている。前日同時刻比で+1.2%の上昇となった。
イーサリアム(ETH)

イーサリアム(ETH)の23日19時半現在の価格は119.34ドル(13,086円)となっている。前日同時刻比で+1.5%の上昇だ。
イーサリアムもまた、一度レンジ上限を抜けた後にレジスタンスラインに高値を抑えられてしまっている。
レジスタンスラインを上に抜ければ14,000円を目指すことができる。が、下に抜ければ再度12,700円のラインまで下落が考えられる。
注目すべきラインは13,000円。
イーサリアム(ETH)の23日19時現在価格は13,142円。前日同時刻比で+2.0%の上昇を見せた。
リップル(XRP)

リップル(XRP)の23日19時半現在の価格は0.321ドル(35.2円)。
リップルはレジスタンスとなっていた下降トレンドラインを上に抜けることができたものの、35.6円が堅く、上抜けできないままとなっている。
34.9円を明確に割り込むと大きく下落する可能性が高いので、その付近の価格の動きに注意が必要だ。
昨日のシナリオ通り、オレンジラインを上にブレイクした後は0.325ドル(35.6円)赤ラインまでの上昇となったが、この赤ラインが非常に堅く何度もブレイクを試みたが、失敗に終わった。
ビットコインキャッシュ(BCH)
ビットコインキャッシュ(BCH)の23日19時半現在の価格は129.26ドル(14,174円)。
大幅に上昇するもこれまで意識されてきた価格帯である、4,300円を上に抜けることができなかった。
今後は14,300円を上限、13,700円を下限とするレンジの中を推移することになるだろう。
ビットコインキャッシュ(BCH)の22日13時の価格は14,234円。前日同時刻比+7%と大きく上昇した。直近の値動きとしては、前日20時に12,722円の安値をつけるも反発、本日午前2時には14,376円の高値をつけた。