
分散型取引所のプロトコルである0x(ゼロエックス)のアクセラレータプログラム「0x Ecosystem Acceleration Program(EAP)」がスタートしました。
0xに関して詳細なレポートはこちらで配信しています。
分散型取引所(DEX)のプロトコルである0xのアクセラレータプログラムがスタート
0xはDEXリレーヤーを構築するためのプロトコルであり、サードパーティーのリレーヤーを増やすための施策です。0xを使用している、またはこれから採用を検討している日本国内の事業者も数多く散見されるようになりましたので、同プログラムを紹介します。
公式ブログ(参照)によると、支援対象は主に以下の3領域です。
- アーリーステージのプロジェクトが浮上するまでの支援。オーダーブックエクスチェンジ、予測市場、NFTマーケットなど多様性のあるリレーヤーを創出していきたい
- 0xのエコシステムのためのツールを作る開発者などへの支援
- 技術リサーチャーを支援。対象は暗号領域、経済学領域、コンピューティング、スケーラビリティやガバナンスの解決を研究する人への支援
0xの支援プログラムは、パブリックでの募集は今回が初でしたが、これまでも公募はせずともミートアップなどで出会った開発者向けに支援プログラムを行われていたといいます。
プロジェクトが採択されるための基準
しかし、2017年、2018年にグラントを受け取ったプロジェクトの全てが成果物を生み出すチームにはならなかったことを0xチームは認めています。そこで、今回からのアクセラレータプログラムでは、採用するプロジェクトの選定基準を下記の3点にしていると言います。
- そのチームはアイデアをマーケットに送り出すための技術的能力とビジネス能力の両方を兼ね揃えているか?
- チームのアイデアはリアリスティックで素晴らしいもので、かつスケーラブルか?
- そのアイデアは0xのエコシステムにとってどれだけ良いものか?
0xに限らず、こういったプロトコルレイヤーは、そのプロトコルを採用するアプリケーションを増やすためにこういったプログラムを開始する事例は増えています。アプリケーションレイヤーやサービス開発者は、自身がなにかしらのパブリックブロックチェーンやプロトコルを使って開発する際、調べてみると良いでしょう。
例えばどのようなプロジェクトが支援されているのか
これまでアクセラレータプログラムでは以下のようなプロジェクトを支援してきたと言います。
- ERC20 Relayers(ERC20のリレーヤー)
- Mobile-Focused ERC20 Relayers(モバイルフォーカスのERC20のリレーヤー)
- ERC721 Relayers(NFTのリレーヤー)
- Prediction Market Relayers(予測市場のリレーヤー)
- OTC Relayers(OTCトレードを行うリレーヤー)
- ERC20 Relayer as a Service(ERC20リレーヤーのSaaS)
- ERC721 Relayer as a Service(ERC721リレーヤーのSaaS)
- Market-Making Software(マーケットメイクのツール)
- 0x Trade Explorers(トレードエクスプローラ)
このように0xは様々なトークン交換機能を設計できるプロトコルです。
また、0xはDeFi(分散型金融)のスタックの中でも最も重要なプロトコルの一つです。
これから興味を持った人も是非調べていると良いでしょう。
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