【墨汁速報】ゴールドがビットコインを打ち負かす コロナショック S&P500サーキットブレイカー発動

イーサリアムのブロックが一時的にフォークし、オーファンブロックを生成。この影響でアルトコイン最大手取引所バイナンス(Binance)が一時ETHとERC20トークンの出金を停止、現在は復旧している。

イーサリアムの分裂

イーサリアムファンデーションの開発するイーサリアムクライアント”Geth”は、27日前にセキュリティ修正用のアップデート”Tupari v1.9.23″をリリース。このリリースではイーサリアムネットワークに携わる全てのノードにアップデートを推奨するものであった。

今回の一時的なイーサリアムチェーンの分裂は、このアップデートを行っていなかったことが原因であり、古いバージョンのGethを使用していたと見られるバイナンスなどの仮想通貨取引所やBlockchairなどのエクスプローラー、マイナーが引き起こしたことになる。

出典:Github

 

Infraの一部サービス停止

またIPFSベースでイーサリアムのAPIを提供する”Infra”のデータが遅延。イーサリアムデベロッパーによると、InfraやBlockchairがGethのアップデートを行っていなかったことにより、#11234873ブロックで一時的にオーファンブロックが発生した。

Etherscanや大多数のノードはGethを最新版にアップデートしており、イーサリアムではなくネットワーク参加者により引き起こされた事件であることがわかる。

 

オーファンブロックの影響

古いGethと最新のGethでは技術的に見るとコンセンサスアルゴリズムが変更されており、ハードフォークになったことが今回のオーファンブロック生成の原因となっている。30ブロックほど古いバージョンのGethで生成され、バイナンスやInfraがこの異変に気づきGethをアップデートしたことで問題は解決している。

CEOのCZによるとバイナンスは出金を再開しているため、一部のサービスプロバイダ以外は影響がない状態だ。

このようなノードのアップデートミスはビットコインでも7年前に起きており、ブロックチェーン特有の事件だと言えるだろう。イーサリアム価格には大きな影響は見られていない。

 

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