ビットコインETFで話題となった金鉱株で有名なVanEckは、ドイツ取引所(Deutsche Boerse)でビットコインETN(指数連動証券)をローンチ。XetraでVanEck Vecotors ビットコインETN($VBTC)として取引が可能となる。
新たなビットコインETN
投資家はVanExkのビットコインETNを売買することで、ビットコイン現物を直接管理というリスクを負う必要はなく、VBTCはビットコイン価格のパフォーマンスに連動し、GlayscaleのGBTCのようにビットコイン現物により裏付けされる。
このビットコイン現物は仮想通貨カストディアンのBank Frickにより安全に保管され信託報酬などの手数料は2%となっている。
VanEckのヨーロッパ統括責任者Martijn Rozemuller氏によると、
「ビットコインはポートフォリオを資産クラスとして多様化できる。VanEckのビットコインETNは投資家がビットコイン価格の変動による利益を得ることができる。」
と述べている
ビットコインETFとVanEck
VanEckは金鉱株ETFなどで知られており、2018年にVanEck SolidXビットコインETFをCboeに上場申請を行い仮想通貨界隈で最有力候補として話題となった。2019年1月までトランプ政権での米政府閉鎖に影響され、一時的にビットコインETF申請をSECから取り下げ、再度申請するも自主取下げを行い、世界初のビットコインETFとはなれず苦戦を強いられていた。
2019年9月には機関投資家向けのビットコインETFと同様の仕組みを持つVanEck SolidXビットコインBTF(Broker Traded Fund)を販売するも、Glasyscaleには到底及ばない需要となっていたのも記憶に新しい。
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ビットコイン現物裏付け証券の増加
ビットコイン現物が裏付けとなる証券の代表例として、Glayscaleのビットコインファンドである$GBTCなど、2019年以降ヨーロッパやカナダなどに複数上場されている。これらのファンドのビットコイン関連プロダクトの多くは、現物をカストディアンが保管しビットコイン価格のパフォーマンスを証券がトラックすることを目指すプロダクトだ。
GBTCは特に投資家に需要があり、ビットコインの秘密鍵紛失や管理リスクを負わなくて良いという点は現物取引とことなり、選ばれる大きな理由となっている。ビットコインは発行数が2100万BTCと限られており、今後このようなビットコイン証券需要が増すことで、市場から枯渇していき価格に大きな影響を与えていくだろう。
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