
主要なマイニングプールの一つでジョージアを拠点にする企業のビットフューリー(Bitfury)社が、ライトニングネットワーク(Lightning Network)関連のプロダクトを数多く発表しています。
Lightning Networkは、ビットコインのレイヤー2で最も開発が活発なプロトコルで、双方向のペイメントチャネルにより、ユーザーは即時決済が行えます。
Lightning Networkについては、過去のコラムでも紹介しています。
関連:ライトニングネットワーク(Lightning Network)を解説、2019年はさらなる進歩に期待
本コラムでは、Bitfury社がどのようなプロダクトを開発しているか紹介します。
ビットフューリー(Bitfury)のライトニングネットワーク関連プロダクト
Peach Wallet
出典:Lightning Peach
BitfurryはLightning Networkのトランザクションが可能なウォレットをデスクトップ、モバイルの両方でリリースしています。
同ウォレットには以下の機能がついています。
- Lightning Networkのトランザクションの送受信
- オンチェーンのトランザクションの送受信
- 請求書の作成
- アドレスIDとhost IPを使用することによって、チャネルの作成
- Preach Walletのユーザー同士でサブスクリプションの決済
Peach Public Node
Bitfury社はLightning Networkのハブの運用しています。
ユーザーは同社のハブを経由することで、流動性を享受することができ、円滑なLightning Networkのトランザクションを可能にしています。
Peach Commerce
出典:Lightning Peach
Peach Commerceは、ECサイト運営者向けの決済APIです。
EC業者は、このAPIを使用することで簡単にLightning Networkの決済を受け付けることができます。EC業者は、即時決済と安価な決済手数料の2つのメリットを得られます。
Peach Rust Node
出典:github
Peach Rust Nodeは、Lightning Network NodeのRustでの実装です。
オープンソースで開発されています。
まとめ
以上が、Bitfury社が、現在リリースしているLightning Networkの主力プロダクトです。他にも開発しているプロダクトはあり、こちらのページから参照できます。
ウォレットやノード、ハブ運用、コマース向けのAPIと、Lghtning Networkのアプリケーションに必要なインフラストラクチャーを一つずつ準備している段階と言えるでしょう。2019年は、恐らく多くの企業がLightning Network関連の取り組みを開始するはずであり、Bitfury社は、一歩先の動きをしていると言えます。
関連
・ライトニングネットワーク上のBTCとERC20トークンが世界初アトミックスワップ完了
・将来Lightning Networkなどで出来るようになる事は?【HashHub イベントレポート】
参考
・Lightning Peach
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