トークンエコノミー型グルメSNS「シンクロライフ」を運営するGINKANが、三井住友カードの決済プラットフォーム「stera(ステラ)」を構成するオールインワン端末「stera terminal」に対して、加盟店向けアプリを提供することを発表した。
飲⾷店データの一元管理で細やかなマーケティングを実現
GINKANが提供する「シンクロライフ」は、AIが口コミを分析し個人の趣味・嗜好に合った店舗をおすすめするサービスであり、現在26万件のグルメレビューと10万件以上の飲食店を掲載。
暗号通貨「シンクロコイン」がもらえる報酬制度をグルメレビューにおいて世界で初めて導入しており、シンクロコインは、シンクロライフ加盟店における飲食でも還元される仕組みとなっている。
三井住友カードが提供するオールインワン端末「stera terminal」は、1台でクレジットカード、電⼦マネー、QRコードなどさまざまな決済⼿段に対応している。
これまで「シンクロライフ」にて暗号通貨を付与する際、決済とは別に⾦額⼊⼒を⾏いQRコードの発⾏を⾏ってきたが、今回「stera terminal」との協業により、暗号通貨の付与とキャッシュレス決済の連動を実現し、オペレーションを簡素化するという。
また、端末⼀つでバラバラになっていた決済⾦額や来店属性データなどを⼀元化し、顧客に応じたきめ細やかなマーケティング活動が可能に。
ユーザーは、⼀⻫送信の広告宣伝ではなく⾃分の来店状況に最適化された情報が届くため、来店や外⾷がより楽しめるようになるとみられている。
GINKAN 代表取締役CEO 神⾕知愛氏コメント
「飲食店が販促活用できるデータを作る」というマーケティングDXをテーマに2020年は取り組んできました。
来店データを構築する入り口となるユーザーの支払い金額を元に還元する暗号通貨ポイント付与は、UX上で決済事業社との連携が非常に重要です。独自の決済サービスは参入障壁が高く、独自モデルを捨てて従来のキャッシュレスとの連携を目標にしてきました。
今回の業界トップクラスの三井住友カード様に事業ビジョンを共感頂き、このような取り組みが実現したこと、また加盟店開拓パートナーとしてご一緒できることを非常に嬉しく思います。
※QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です。