音声SNSのClubhouse、「使ってみたい」22% 認知率は2割弱

LINEのスマートフォン向けリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」が、日本全国の15歳~59歳の男女を対象に、音声SNS「Clubhouse(クラブハウス)」について調査を実施した。

10~20代の利用意向が最多に

Clubhouseの認知と利用

「Clubhouse」は、アメリカのAlpha Explorationが2020年よりサービスを開始したiOS向けの音声SNS。
日本でも2021年1月よりサービス提供を開始し、完全招待制であることから大きな話題となっている。

調査によると「Clubhouse」を「知っている」と答えた割合は全体で2割弱、対して約8割は「知らない」と答えた。「知っている」割合は10~20代が他の年代より高く、10代では26%、20代では34%という結果となった。
なお、実際に「いま使っている」または「招待待ち」と答えた割合は全体で2%と、ごく少数だった。

Clubhouseの利用意向

「Clubhouse」のサービス概要を確認し、「使ってみたいと思う」と答えた割合は全体で22%、「使ってみたいと思わない」と答えた割合は54%と半数以上にのぼった。

10〜20代は他の年代と比べて利用意向が高い一方で、年代が上がるほど「どちらともいえない」割合が高くなり、「どんなサービスかまだあまりよく分からず何とも言えない」という気持ちがうかがえる。

「使ってみたいと思う」と答えた理由は「文字だけでは伝えられない感情を表現できるのはとても楽しそう」「話題だし、どんなものか試してみたい。流行に乗り遅れたくない」「招待制ということで、治安がいいと思うから」「自分の好きな著名人が利用しているため」などが挙がった。

一方で「音声でつぶやきたい内容が特になく、他人にオープンな状態で自分の声を聞かれるのはあまりいい気がしない」「招待を転売してると聞いて、イメージが悪い」「サービス内容を見て、既存のSNSで充分だと思った」「プライバシーが心配」などといった「使ってみたいと思わない」理由も集まった。

調査概要

LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~59歳の男女
実施時期:2021年1月30日~1月31日
有効回収数:1054サンプル
※市場の性年代別構成比にあわせて回収
※表/グラフ中の数字は小数点以下第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならないことがあります。

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