仮想通貨BATを発行するブラウザBRAVE、1日のアクティブユーザーが800万人を突破

仮想通貨BATを発行しているインターネットブラウザのブレイブ(BRAVE)が2月2日、1日あたりのアクティブユーザーが800万人を超えたことを発表した。

月間アクティブユーザー数は2,500万人を突破

今回の発表でブレイブは、過去1年間でユーザー数が2倍以上になったと発表した。月間アクティブユーザー数は1,160万人から2,540万人に、1日あたりのアクティブユーザー数は380万人から860万人になった。2020年11月には月間アクティブユーザー数が2,000万人を超えている。

ブレイブにはプライバシー保護機能がデフォルトで組み込まれている。そのためブレイブは、2021年はウェブサイトを利用する際のプライバシーを気にするユーザーの増加にともない、ブレイブのユーザーもさらに増加すると見込んでいる。

ブレイブの広告収益は、過去16か月で28倍に増加

ブレイブには広告に関する独自のエコシステムがあり、ブレイブで表示される広告は個人情報を収集せず、閲覧中のページと一緒に広告を表示することもない。広告を表示する際は通知があり、その通知をクリックすることで初めて広告が表示される。広告を表示することで、ユーザーは広告収入の70%を得られる仕組みとなっている。

ブレイブの広告収益は、過去16か月で28倍に増加した。ブレイブ広告キャンペーンは現在、約200か国でサポートしている。日本では広告収入をBATポイント(略称BAP)として支払う。BATとBAPの価格は連動しているが、BATでBAPを購入したり、BATからBAPに交換することはできない。BAPは投げ銭として利用することが可能。YouTubeやTwitch、Twitter、GitHubなどのサイトを通じてクリエイターにBAPを提供し、支援することができる。

ブレイブのブレンダン・アイク(Brendan Eich)CEO(最高経営責任者)兼共同創業者は、「2,500万の人がプライバシーを保護し、ブラウジング体験の制御を取り戻すためにブレイブに切り替えた。ユーザーは、ワンクリックでブレイブをダウンロードしてウェブを閲覧することで監視経済から離れ、広告を閲覧して報酬を得るという新しい方法を認識している」と述べている。

また同氏は、「2021年に世界的なプライバシー運動が拡大し、ビッグ・テックを信頼するユーザーが少なくなるにつれて、私たちはより革新的なプライバシー保護ツールをユーザーに提供し、侵害的なウェブ追跡手法を改革することを楽しみにしている」ともコメントした。

参考
Brave Passes 25 Million Monthly Active Users

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文:かにたま

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