仮想通貨取引所バイナンスCECがリップル(Ripple)との提携示唆、ビットコインETFにも言及

世界最大の取引所であるバイナンス(Binance)のジャオ・チャンポン(Zhao Changpeng)最高経営責任者(CEO)が2月7日、ペリスコープ(Periscope)でライブ配信を行い、ユーザーや視聴者から寄せられた質問に回答した。バイナンスの展望からビットコインETFなどにも言及した。

最近の仮想通貨の話題に言及

-ビットコインETFについての考えは?
もしビットコインETFが大手取引所に上場することになれば、業界の外にいる人々から大きな注目を集めることになると思います。ETFは業界の成長の核になるとは考えておらず、ETFがあってもなくても、私たちの業界は成長するでしょう。業界には実際のプロジェクトを作り出す起業家がさらに必要だと考えています。

-カナダの仮想通貨取引所QuadrigaCX問題については?
他の取引所についてはコメントしたくないのだが、何か怪しいことが起きているような気がします。

注:QuadrigaCXの創設者が死亡し、約158億円相当の仮想通貨が保管されたコールドウォレットにアクセスできない状態になっており、詐欺を疑う声もあがっている。

-xRapidを利用したリップル(Ripple)のパートナーになる予定はあるのか?
現時点でxRapidについて進行していることはありませんが、将来的にパートナーとして提携したいと考えています。

-今後バイナンスでXRPのペアは増えるのか?
私たちはすでにXRPを基軸通貨として追加しています。なので将来的にペアの追加を考えていますが、追加する際には通貨の流動性を確認していきます。

-トークン化された証券については?
大きな市場になると思います。人々が正確に何ができて、何ができないかを理解すると、
国によって規制が違うので、それぞれの国でできることとできないことを理解する必要があります。あらゆるものがトークン化でき、大きな市場になると考えています。

バイナンスの今後の動向は?

-どうすればバイナンスDEXの早期アクセス権をもらえるのか?
現在、ウォレットの開発者やブロックチェーン研究者といった私たちの限らたパートナーにアクセス権を渡しています。もうすぐ、ベータ版をオープンする予定です。

-バイナンスDEXの上場手数料は?
詐欺プロジェクトを減らすために意図的に高いものに設定したいと考えています。またDEXに上場する際にバリデータによる投票プロセスもあります。上場手数料は10万ドル(約1,100万円)近くになり、時間の経過とともに調整していきます。

-バイナンスの取引機能の拡大の予定は?
まだ多くの機能が足りず、新しいものの追加には取り組んでいます。一度プロダクトを始めたら終わりはありません。多くのユーザーからOCO注文のリクエストがあり、実装に向けて動いています。

関連
バイナンス(Binance)を利用するメリット&デメリット、名実ともに「世界一」の理由
バイナンス(BINANCE)登録・口座開設・アプリの使い方手順を解説!

文:Akihiko Hirata(@akkyhira

おすすめの記事