こう思っている方、いるのではないでしょうか?
そんなあなたは必見!今日でEOSをマスターしましょう!
この記事では、「EOSとは何か」という疑問をメリット・デメリットを交えながら解決すると共に、その買い方や将来性も解説します!
読み終えたみなさんが、EOSについてしっかりと理解して頂けたら嬉しいです。
仮想通貨のEOS(イオス)とは?
仮想通貨EOS(イオス)とは、2017年に「EOSプロジェクト」を遂行するための資金調達に用いられた仮想通貨です。このEOSプロジェクトでは、スマートコントラクトを利用した分散型アプリケーションプラットフォーム「EOS」の構築を目指しており、将来的には企業の業務サポートツールとしての役割を担うことが期待されています。何だか難しい用語が出てきたな…とお思いの方いますよね。以下、詳しい説明がありますのでご安心下さい!(仮想通貨とプラットフォームの名称が共に「EOS」なので、混同しないよう注意して下さい。)
ICOでの成功
前述の通り、2017年に開始したEOSプロジェクトは1年にわたるICOを完了させ、最終的には約4400億円にものぼる資金調達に成功しました。このICOは当初、イーサリアムのプラットフォーム上で行われていましたが、2018年6月のICO完了と共にメインネットに移行しました。つまり、現在はEOS独自のブロックチェーンを用いて取引が行われています。
ICOについては、以下の記事を参考にして下さい!
仮想通貨を調べているとよく出てくる「ICO」というワード。理解したいけど、少し難しそうだな…という印象をお持ちの方が多いと思います。でも大丈夫!これを読み終えたあなたは「ICO」についてしっかりと友達に説明できるようになります!
分散型アプリケーション(Dapps)
EOSの分散型アプリケーションは、スマートコントラクトによる取引の簡易化を目指しています。スマートコントラクトとは、取引をプログラム化して自動的に契約を行うことです。具体的には、自動化による仲介者の排除とブロックチェーンの非中央集権的な特徴によって、契約における低コスト化とスピード化、透明性(安全性)の確保が実現します。
例えば、不動産取引を一つ取ってみても、購入者・不動産会社・所有者・金融機関など複数の当事者が取引に関わりますが、スマートコントラクトが実現すればこれらの複雑で時間のかかる取引も短時間で済んでしまいます。
こういうわけで、EOSプロジェクトは将来的に企業での活用が期待されているのです!
時価総額第二位の仮想通貨イーサリアムの最大の特徴であるスマートコントラクトですが、なにがすごいのかわかっていない人も多いかと思います。そのスマートコントラクトを、具体的にできることから将来性まで考察しました。
EOSの3つのメリット
EOSのメリット
- DPoSの採用
- 高速なトランザクション処理速度
- 手数料が無料
DPoSの採用
DPoSとは、Delegated Proof of Stakeの略のことで、EOSが採用しているコンセンサスアルゴリズムの一種になります。具体的には、EOSの保有量に応じてマイニング権利者を選抜する投票権が与えられ、そこで行われた投票にて選抜された人がマイニング権を得られます。イメージとしては、間接民主制と同じ構造をしています。DPoS採用の優れている点は、「非中央集権的なブロックチェーンなのにマイニングにおいては権限集中的」というPoWの矛盾を解決し、貧富格差の拡大・通貨流動性の喪失といったPoSの問題も克服している点です。つまり、PoWとPoSのデメリットを補っているのがDPoSなんです!
難しいな…と感じた方は、以下にコンセンサスアルゴリズム・PoW・PoSに関するリンクを載せていますので参考にしてみて下さい!
高速なトランザクション処理速度
トランザクションとは、「仮想通貨取引データのやり取り」のことです。EOSは、このトランザクション処理において圧倒的な処理速度を誇ります。以下、比較表を載せていますのでご覧になってみて下さい。桁違いの処理速度であることが分かりますね。なぜ高速な処理速度が利点になるのかというと、仮想通貨におけるスケーラビリティ問題を解決しているからです。これは、仮想通貨の取引量が増えることでデータ処理が遅延する問題のことで、取引における利便性が失われ今後の普及や価格にも大きく影響します。
名称 | 処理速度(目安件数/秒) |
---|---|
EOS | 1,000,000以上 |
ビットコイン | 6 |
イーサリアム | 15 |
リップル | 1,500 |
50,000 | |
40,000 |
スケーラビリティ問題については以下の記事をご覧になってみて下さい!
ビットコインの値動きにも大きく影響し、ビットコインの分裂騒動にも大きく関係しているスケーラビリティ問題ですが、実際に何がそんなに騒がれるのか、わかっていない方も多いのではないでしょうか。詳しく知らない方でもわかりやすいように解説します!
取引手数料が無料
通常、仮想通貨の取引ではマイニングをする人への報酬として手数料がかかりますが、EOSは取引に際する手数料が無料です。なぜ無料なのかというと、手数料を取らない代わりに年率5%のトークンが配布される仕組みになっているからです。これは、将来的にEOSをビジネスで利用する企業にとっては大きなコスト削減につながりますね。
EOSの3つのデメリット
EOSのデメリット
- EOSトークン自体は無価値
- マイニング報酬の開発者負担
- 国内で購入できない
EOSトークン自体は無価値
EOSはICOでの資金調達のためだけに作られた仮想通貨であり、使い道がないのが現状です。したがって、決済手段としては使えず、現在の取引はあくまで投資目的での取引になっており、EOSトークン自体に価値はありません。その反面、時価総額の上昇からも分かる通り、ユーザーがその技術の高さからEOSが将来的に何かしらの価値を持つだろうと期待していることも伺えますね。
マイニング報酬の開発者負担
先ほど、マイニング報酬における手数料の代替としてトークンが配布されていると述べましたが、実はこのトークン配布は開発者が負担しています。仮に、開発者負担のトークン配布という仕組みが回らなくなると、EOSの魅力的なメリットである「手数料無料」という点が揺らいでしまう可能性があります。
国内で購入できない
後ほど買い方の部分で詳しく説明しますが、EOSは日本国内の取引所で購入できないので、海外の取引所で登録・購入することになります。つまり、日本円での購入ができないので、取引が他の通貨に比べるとやや複雑になります。また、海外の取引所への口座登録が必要になるので、まだ未登録の方は一手間加わります。
EOSの将来性
Weiss Rating社の評価
2018年1月にアメリカの格付け機関であるWeiss Rating社が公表した評価によると、EOSは対象74通貨のうちイーサリアムと共に最高の「B」の評価を得ています。具体的には、取引において重要になる取引スピードや手数料無料という点が評価されています。
中国政府機関CCIDの評価
2018年6月に中国政府機関傘下のCCID(北京情報センター)が発表した国際パブリックブロックチェーン評価ランキングによると、EOSはイーサリアムを凌ぎ第1位を獲得しています。評価の指標として、技術能力・アプリケーション有用性・革新性の3要素で採点されており、EOSは特に技術能力と革新性で第2位のイーサリアムに大きく差をつけています。
今後の動向はEOSプロジェクトの開発状況次第で変わってくるでしょう。また、企業で活用されるかどうかも大きな影響を与えそうです。定期的にEOSの公式ページをチェックすることが大切になってきますね。eosDAC公式
EOSの買い方・購入方法
EOSは国内では買えない?
EOSを日本国内で直接購入することはできません。したがって、まずは国内取引所でビットコインやイーサリアムなどの基軸通貨を購入し、それをEOSを取り扱う海外取引所に送金する必要があります。その後、海外取引所にてその基軸通貨でEOSを購入するという流れになります。
国内取引所に未登録の方は是非この機会に登録してみましょう!
以下、ビットコインとイーサリアムの購入方法が詳しく書かれてある記事ですので、ご覧になってみて下さい!
仮想通貨ブームに乗っかりたいけどビットコインの購入方法がわからない…そんなあなたのためにビットコイン取引に必要な最低限の知識やメリット・デメリットを解説し、入金方法と購入方法を教えます!さっそく仮想通貨取引を始めてみよう!
イーサリアムを購入してみたいけどどうすれば購入できるのか知りたい…という方は多いと思います。この記事では4つの取引所における具体的な手順の説明をしていきます!さらには取引所の比較を行い状況別の購入方法を紹介しています!
海外のEOS取り扱い取引所
EOSを取り扱う海外取引所は多くありますが、代表的な取引所は
以下、一連の手順になりますので参考にして下さい!
- GMOコインなどの国内取引所で口座を開設
- 国内取引所で基軸通貨(BTCかETH)を購入
- Binance(バイナンス)などの海外取引所に基軸通貨を送金
- 海外取引所でEOSを購入
海外取引所に未登録の方は、この機会にぜひ登録してみて下さい!
バイナンス(Binance)は初めて海外取引所を使うという人に最も適した取引所です。手数料が安く取扱通貨数が100を超える豊富さで、さらに本人認証なしで本格的に取引をできるからです。そんなバイナンスをコインオタクが詳しく解説!
EOSのおすすめウォレット3選
ここでは、EOSを安全に保管するためのウォレットを紹介します!
おすすめウォレット3選
- My Ether Wallet
- Trezor
- Ginco
ウォレットって何だろう…と思った方は、以下の記事をご覧になってみて下さい!
コインチェックのハッキング騒動を受けて自分で仮想通貨を保管する人が増えています。その保管先である「ウォレット」の仕組みや種類、仮想通貨別のオススメにいたるまで徹底解説していきます!これさえ読めば今日からあなたもウォレットマスター!
My Ether Wallet(マイ イーサー ウォレット)
My Ether Walletとは、パソコン上で管理するデスクトップウォレットで、インターネット未接続状態でも銘柄の管理を行うことができます。日本語で対応もしており、スマホからもブラウザを使えば操作可能です。
Ethereum用ウォレットでもっとも有名なMyEtherWallet。ブラウザを経由して手軽に利用できるこのウォレットの仕組みや使い方など人気の理由を解説します!この記事を読んでMyEtherWalletを使いましょう!
Trezor(トレザー)
Trezorとは、ウォレットの中で最も高いセキュリティを誇るハードウェアウォレットで、USB端子でパソコンに接続して管理します。
軽量で持ち歩くこともでき、利便性に優れています。
仮想通貨を安全に保管できるハードウェアウォレットの代表であるTrezor。今、勢いにますますのっている仮想通貨ですが当然その注目はセキュリティ面へと向いていきます。仮想通貨を安全に保管したいなーと思っている方は必見です!
Ginco(ギンコ)
Gincoとは、スマホアプリで保管できるモバイルウォレットで、開発元は日本の企業です。
ウォレットでは希少であるiOS対応であり、2018年4月のAirDropはGinco内で行われました。
Gincoというウォレットをご存知ですか?仮想通貨を取引所に置きっ放しにする危険性が指摘される最近、颯爽と現れた日本産ウォレットです。日本企業による日本人のためのウォレットの特徴・登録・使い方を易しく説明します!
EOSまとめ
EOSまとめ
- EOSとはICOで資金調達するための仮想通貨
- スマートコントラクトを利用したDapps構築を目指す
- ICOにて約4400億円の資金調達に成功
- 手数料が無料で高速な処理速度を誇る
- 現時点でEOSトークン自体は無価値
- 国内での購入はできない
- 今後の動向は開発状況次第
みなさん、いかがでしたでしょうか?
今回は、時価総額第6位を誇るアルトコイン「EOS」を取り上げました。
将来もし成功すれば、EOSの掲げるスマートコントラクトはこの世界に大きなインパクトを与えるでしょう!
そうなった時のEOSの価値は計り知れません。開発状況を見つつ、大きな期待を寄せましょう!