BakktのCEO Adam White氏によると、現物決済ビットコイン先物のBakktビットコイン先物は来年の2020年までに、CMEと同様の差金決済の導入を計画していると発言。このビットコイン先物は現物決済とは別の先物商品となると見られ、Bakktビットコイン先物の拡大を画策しているという。

 

新たなBakktビットコイン先物

ニューヨークで行われているカンファレンスのInvest 2019で、CEOのWhite氏は

 

「(現物決済のビットコイン先物とは別に)Bakktはフィアットにより決済される差金決済のビットコイン先物の提供も考えている」

 

と発言。この差金決済ビットコイン先物のプランに詳しいとされる人物によると、マンスリービットコイン先物であり、Bakktの親会社であるICE(Intercontinental Exchange)のシンガポールを拠点としているクリアリングハウス(清算機関)とICE Futures Singaporeでの提供を予定しているという。

 

Bakktはワールドワイドにビットコイン先物を拡大

この新たなBakktの新たな取り組みにより、先物トレーダーはBakktのビットコイン先物にワールドワイドにアクセスができるということになる。つまり既存の証券や先物商品のようにICE Clear Singaporeを介して取引ができるということだ。

またBakktの現物決済ビットコイン先物のデータをベースにするという。White氏によると、2019年末にはこの差金決済ビットコイン先物のローンチを予定しており、BakktはMAS(シンガポール金融庁)と規制に取り組んでいると述べている。

Bakktは今月12日、機関投資家と大口投資家向けに銀行レベルのセキュリティを持つ世界最高峰のカストディをローンチ。年内にビットコイン先物オプションのローンチも予定しており、今後もワールドワイドに機関投資家の需要を満たしていくことになるだろう。

 

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出典:Bakkt Seeks Approval to Offer Cash-Settled Bitcoin Futures in Singapore

 

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