イーサリアム(ETH) レンジ相場をどちらに抜けるかに注目
22日16時点でのイーサリアムの価格は117.4ドル(12,847円)となっている。前日同時刻の価格117.26ドル(12,852円)と比べるとてもあまり価格に変動がない。
一昨日の下落から一転、昨日・今日の相場は紫のレジスタンスライン(120ドル)と水色サポートライン(116ドル付近)の幅でレンジを形成している。
21日22時ころには紫ラインを一瞬超えるような動きを見せたが、長いひげをつけて反発する結果となった。
この価格変動からも上値が重いような印象を受ける。
昨日の相場分析からほぼ変動しておらず、紫ラインと水色ラインのレンジ推移をどちらに抜けるかに注目が集まっている。
(出典:Trading View)
今の相場は、このレンジをどちらに抜けるのかに注目が集まっているため、ライン付近でのひげが多くなっており、だましには注意が必要だ。
下落のシナリオとしてはまずレンジを形成している水色ラインを明確に下に割り、その後20日安値である107ドル(赤ライン)を目指すことになるであろう。
もしここの赤ラインも割るようであれば、さらに下落していく可能性も有り、下落の目安としては100ドル付近(10,943円)となるであろう。
上昇のシナリオとしては、まずレンジを形成している紫ラインを明確に上にブレイクし、その後ここ最近サポートラインとして機能していた黄緑ラインまで上昇するであろう。
もし黄緑ラインをブレイクすることがあれば、青ライン(126ドル付近)・オレンジライン(132ドル付近)と順に目指していく可能性がある。
底が固い動きを見せているが、もし116ドルライン(水色ライン)を割ることがあれば一気に価格を落とす可能性があり、逆に上昇の際にはレジスタンスラインが多いため価格を伸ばしにくい。
大きく価格を延ばすには時間がかかりそうで、イーサリアムの相場は依然として厳しい状況が続く。
イーサリアム関連のニュースとしては、イーサリアム上のdApps(分散型アプリケーション)開発会社で有名なコンセンシ社が、当初6割と噂されていた解雇人数は実は1割弱であるということ発表したことがある。
大きな組織であるためイーサリアムコミュニティーにはかなりの不安が走った。一つの会社のニュースではあるが、イーサリアムコミュニティーにとっては朗報であっただろう。