家や車が欲しい、旅行へ行きたい、充実した老後を送りたい。そのためにはお金が必要です。ただ今は、長く続く歴史的低金利で銀行等に預けていてもなかなかお金が増えていきません。そんな中、大きな味方になってくれるのが証券会社です。
ハードルが高いと思われがちですが、そんなことはありません。少額な資金で購入でき手厚い税制優遇があり、身近で便利になった証券口座の紹介をします。
証券口座の特徴とは?
証券口座の特徴を何が購入できるのかという視点で詳しく紹介します。
株式
まずは誰もが連想するのが株式です。
現在、約3,700社ほどの会社の株式を購入できます。トヨタやセブンイレブン、マクドナルドなど、皆さんの生活に身近な会社の多くを購入できます。
以前は最低でも何十万円ないと購入できませんでしたが、現在は、多くの企業が一般の投資家を増やしたいこともあり、数万円からでも購入できる株式が増えてきました。
証券会社によっては海外の株式も取り扱っており、米国や中国の株式を購入することもできます。
債券
次に、債券という商品を購入できます。
債券とは、いわゆる借用書です。「国債」は国の借金、「社債」は会社の借金です。国債を購入するということは国にお金を貸すということになります。国債を売却し、満期になるということは、貸したお金を返してもらうということです。
債券も株式ほど大きくはありませんが、取引に応じて値動きがあるため元本が保証されてはいません。そして一般的に年に2回利息がもらえます。
日本国内だけでなく海外の債券も購入できます。
投資信託
そして、投資信託という商品を購入できます。
投資信託とは運用のプロにお金を託す商品です。商品ごとにテーマが決まっており、運用のプロがそのテーマに沿った株式や債券で運用してくれます。
例えば、大規模ではないけど今後、飛躍的な成長が見込める会社に絞って運用する商品など、AI技術を持つ会社に絞って運用する商品など、いろいろな商品があります。
運用のプロは、さまざまな会社に訪問して投資すべき値打ちのある会社か見極め、決算書等で経営分析などをして多角的に会社を分析し、皆さんから預かったお金を運用してくれます。
NISA
税制優遇があると紹介しましたが、購入できる商品の多くはNISA(小額投資非課税制度)の対象になっています。
一般的な取引の場合ですと、株式等の売却にかかる利益や配当は約20%税金がかかり、その分手取りが減ってしまいますが、NISAを活用した取引の場合、利益や配当は税金が引かれることなく、まるまる手元に残ります。銀行等に預けていてもなかなか増えない昨今、このような制度を活用してみてはいかがでしょうか。
つみたてNISA
積み立て商品で活用できる、つみたてNISAという制度も活用できます。
NISAが購入する際、商品を一括で購入するのに対し、つみたてNISAは月々、自分で決めた金額をこつこつ購入していく形です。
少額からでき、長期投資に向いているため、若い世代の方々の活用が期待されています。購入できる商品は少し限られていますが、さまざまなジャンルのラインナップの商品を各証券会社とも取り揃えています。
iDeco(個人型確定拠出年金)
iDeco(個人型確定拠出年金)の制度の活用できます。
俗に言う国の年金は、掛け金や掛けた年数等で老後等にもらえる額が変わってくるというものですが、確定拠出年金とは、自分で掛け金や運用先を決め、もらえる額は運用成績によって決まるというもので自分オリジナルの年金とも言えます。
60歳以降、年金という形でも一時金という形でも選んで受け取れます。その際、年金の場合ですと公的年金等控除、一時金の場合ですと退職所得控除の非課税枠の範囲内の受取金には税金がかからないようになります。
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証券口座のメリットは?
証券口座を作るにあたり、株式や投資信託を購入することで値上がり益や配当金を得られる可能性があり、資産を増やすチャンスになります。
また、NISAを活用すれば、増えた資産をまるごと受け取ることができます。
そして、iDecoを活用し、自分オリジナルの年金を作って将来に備えることができます。
証券口座のデメリットは?
証券口座のデメリットとしては、購入した株式や投資信託等が値下がりすることで資産が目減りする可能性があります。
また、購入した株式が上場廃止になったりすると株券が紙切れになる可能性があります。
さらに、取引に応じて手数料を引かれるので、手数料を支払うことにより、資産が減るというデメリットもあります。
証券口座を開設して取引開始までの流れ
証券口座を開設して取引開始までの流れを紹介します。
- 口座開設
- 銀行から証券口座へ入金
- 取引する銘柄を選び取引開始
まずは証券口座を開設し、取引をする準備をしましょう。
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証券口座を利用する上での注意点
証券口座を利用するに関しての注意点を紹介します。
分散投資をする
証券口座を使って購入する商品は、ほぼリスク商品となります。資産の大部分を使ってしまっては大切なお金が大きく減る可能性があります。分散投資してみましょう。
銘柄について知る
証券口座を使って購入する商品は、自己責任での投資が鉄則です。どんなことをしている会社なのか、どんな銘柄で運用する商品なのかなど、今までどのような値動きをしてきたか、よく調べてから投資をしましょう。
ニュースや値動きをチェック
社会の動きやと投資した会社がどういう活動をしているかなどで値動きが決まります。
日々の値動きに一喜一憂するのはストレスになり疲れてきますが、ニュースに敏感になり、1日1度でも値段をチェックしましょう。経済全体の動きを知る勉強にもなるのでおすすめです。
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証券口座を使いこなそう
この記事では、証券口座を開くとどのような商品を購入できるか、どのような税制のメリットがあるかを解説しました。
以前より、国も貯蓄から投資へという方針を掲げ、証券投資に対しさまざまな税制優遇策を作り、証券市場を盛り上げようとしています。
紹介した制度なども活用しながら、証券口座を使いこなしてみましょう。