「異彩を、 放て。」をミッションに掲げ、福祉を起点に新たな文化を創ることを目指す福祉実験ユニットのヘラルボニーが、名古屋駅のシンボルである巨大マネキン「ナナちゃん人形」の誕生日を記念した衣装を2021年5月11日(火)までの期間限定で展示している。
「福祉と地球環境」をつなぐ接点を名古屋に
©ヘラルボニー
「ナナちゃん人形」は、1973年に愛知県名古屋市の「名鉄百貨店セブン館」1周年を記念して設置された、身長610cm、体重600kgの巨大マネキン。
名古屋駅前の顔として愛され、待ち合わせの定番にもなっているほか、季節ごとに着用する服が変化するのも魅力となっている。
今回、2021年4月28日(水)に「ナナちゃん人形」が誕生日を迎えたことを記念し、ヘラルボニーと繊維商社の豊島が連携して制作した、誕生日仕様のワンピースが登場。
「障害のある作家が描くアートが落とし込まれたサステナブル素材のワンピースを身に纏うことで、『名古屋と福祉と地球環境』をつなぐ接点が増えれば」という名鉄百貨店の思いから実現した。
衣装には、ヘラルボニーが契約する宮城県仙台市の福祉施設「多夢多夢舎中山工房」に所属する、障害のある作家・郁美氏が描くアート作品「タムタムドット」がデザインされている。
また、豊島が展開するオーガニックコットン普及プロジェクト「ORGABITS(オーガビッツ)」を通じた、トルコ産のオーガニックコットン生地を使用することで、サステナブル素材のワンピースに仕上がった。