ETCソリューションズが2021年4月29日(木)より、高速道路以外の施設でETC技術を活用して支払いなどができるサービス「ETCX」のサービスを開始した。
ETCXでドライブスルー決済を実現
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ETCは、高速道路の料金所における支払い手段として2001年に登場。利用率は現在93%であり、料金所で渋滞に巻き込まれることなくスムーズに通過できることが多くなった。
2013年6月に閣議決定された「世界最先端IT国家創造宣言」で示された「駐車場等、高速道路以外の施設でもETC等のITS技術が利用可能となる環境を整備し、利便性向上を図る」という方針に基づき、OKI、ソニーペイメントサービス、メイテツコムの3社が主体となり2020年10月に「ETCソリューションズ株式会社」を共同で設立。
ETCの活用シーンを高速道路以外の生活シーンにまで広げるべく、「ETCX」という名称でETC多目的利用サービスを開始した。
「ETCX」では、会員登録時に利用したETCカードを車載器に挿入することで、加盟店の施設で自動車に乗ったまま決済が行えるようになっている。
無線通信を利用したタッチレス決済を採用しているため、現金やカードの受け渡し、スマートフォンの操作は不要で接触が減り、感染症予防に期待できる。
第1弾として、2021年4月29日(木)より新名神高速道路・鈴鹿パーキングエリア(上り線)の「ピットストップSUZUKA」のドライブスルーが本サービスに対応。
2021年7月1日(木)からは、静岡県内の伊豆中央道と修善寺道路の各料金所において、有料道路では日本初となる「ETCX」のサービスを開始する。