DMM Bitcoin(DMMビットコイン)の取引方法には、手持ち資金とビットコインを売買する「現物取引」と、手持ち資金以上での取引を行える「レバレッジ取引」の2種類があります。
レバレッジ取引は、リスクが伴うものの、大きな利益を得ることも可能です。
この記事では、DMMビットコインでレバレッジ取引を始めてみたい方や、現在利用している方向けに、レバレッジ取引を行う際の手数料について解説します。
また、その他の手数料についてもまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。
DMM Bitcoin(DMMビットコイン)とは?
DMMビットコインは、株式会社DMM Bitcoinが運営している暗号資産の販売所です。
国内で暗号資産取引を提供するサービスの中でも、機能性の高い取引ツールを備えているのが特徴です。
さらに、暗号資産を代表するビットコイン以外にも、イーサリアムやモナコイン、ネム、クアンタムといったさまざまなコインを提供しています。
運営会社 | 株式会社 DMM Bitcoin |
---|---|
取引所 or 販売所 | 販売所 |
取引手数料 | 無料 |
出金手数料 | 無料 |
取扱通貨 | 12種類 |
通貨の種類 | BTC、ETH、XRP、OMG、BAT、QTUM、XLM、MONA、XEM、LTC、ETC、BCH |
取引方法 | 現物取引、レバレッジ取引 |
最小発注数量 | 通貨により異なる |
そもそもレバレッジ取引とは?
そもそも、「レバレッジ取引」とは、どのような暗号資産の売買方法なのか知らない方も多いのではないでしょうか。
アカウント口座内にある日本円とビットコインを物々交換する「現物取引」は分かりやすいものの、レバレッジ取引は複雑な取引手法を採用しているため、初心者だとなかなか手を出しにくい取引方法です。
そこで、まずはレバレッジ取引の仕組みをしっかりと把握しましょう。
DMM Bitcoin(DMMビットコイン)のレバレッジの仕組み
レバレッジ取引とは、ユーザーが持っている資金以上を運用して取引を行えるシステムです。
DMMビットコインでは、資金を最大2倍に増やした状態で売買できます。つまり、手持ち資金が10万円のユーザーが、レバレッジ取引を利用すると、20万円を持っていると仮定した状態で売買を行えるということです。
レバレッジ取引は「証拠金」が必要
手持ち資金以上で売買できるレバレッジ取引ですが、あらかじめ運営側に「証拠金」と呼ばれる担保を納める必要があります。
例えば、10万円を担保として預けることで、ユーザーは20万円での取引が可能です。
なお、DMMビットコインではビットコインだけでなく、イーサリアム・リップル・ネム・ライトコインなどのレバレッジ取引を提供しています。
レバレッジ取引のリスクに注意
レバレッジ取引で暗号資産の取引を行う際には、リスクに気を付けましょう。現物取引とは異なり、手持ち資金の2倍で取引を行えるため、値動きによる利益・損失ともに2倍となります。
そのため、DMMビットコインには、損失の拡大を防ぐために「ロスカット(損失拡大を防ぐ強制決済)」が存在します。
あらかじめ担保として預けた証拠金維持率が50%を下回った場合、強制的にロスカットが実施されます。なお、DMMビットコインでは、このロスカットに伴う手数料は発生しません。
DMM Bitcoin(DMMビットコイン)のレバレッジ手数料
DMMビットコインのレバレッジ取引における手数料について解説します。
現物取引同様に、レバレッジ取引をするごとに取引手数料が発生することはありませんが、別枠で「レバレッジ手数料」が設けられています。
特殊な手数料であるため、レバレッジ取引を行う前に確認しておきましょう。
1日ごとに0.04%の手数料が発生
レバレッジ手数料とは、ポジション(レバレッジ取引を始めた価格)を保有したまま、決済を行わずに翌日に持ち越した場合に発生する手数料です。
簡単に説明すると、取引所の管理を行うDMMビットコインに、ポジションを維持してもらうために支払う費用となります。
DMMビットコインでは、レバレッジ取引でポジションを翌日に繰り越すごとに、ポジションの金額に対して0.04%の手数料がかかります。
例えば、ビットコインの価格が500万円で、0.01BTCを約定し、翌日まで保有するケースを考えてみましょう。
前日の仲値(買値と売値の中間値)が、510万だったとすると、「510万円×0.01BTC×0.04%=21円(小数点以下は切り上げ)」の計算によって、21円の手数料がかかります。
このように、前日終値の仲値とポジション保有数が多ければ多いほど、手数料も増加するため注意が必要です。
DMM Bitcoin(DMMビットコイン)で発生するレバレッジ手数料以外の手数料
最後に、DMMビットコインにおいて暗号資産の取引で発生する手数料について確認しておきましょう。
日本円の入金や出金、さらにBitMatchで取引する際に手数料が発生します。
日本円の入金・出金に関する手数料
1つ目は、日本円の入金・出金に関する手数料です。
日本円の入金手数料は発生しませんが、保有する銀行での送金手数料が発生する点に注意しましょう。
また、DMMビットコインでは、出金手数料が無料に設定されています。
入金手数料 | 無料(※各金融機関の銀行手数料は自己負担) |
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出金手数料 | 無料 |
BitMatchで取引する際に発生する手数料
BitMatchとは、ミッド価格(仲値)を参考に発注から30秒以内のミッド価格での取引を成立する注文方法です。
ユーザー同士の注文がミッド価格でマッチングされるため、条件に適した価格で暗号資産の取引を行えます。
BitMatchを利用した取引手数料は、次の通りです。取引単位ごとに手数料が異なるため、利用する前に確認しておきましょう。
現物取引でBitMatchを利用する際の手数料
銘柄 | 取引単位 | 取引単位あたりの手数料 | 最小発注量 |
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BTC/JPY(ビットコイン/日本円) | 0.001 | 2円 | 0.01 |
ETH/JPY(イーサリアム/日本円) | 0.01 | 6円 | 0.1 |
XRP/JPY(リップル/日本円) | 10 | 6円 | 100 |
レバレッジ取引でBitMatchを利用する際の手数料
銘柄 | 取引単位 | 取引単位あたりの手数料 | 最小発注量 |
---|---|---|---|
BTC/JPY(ビットコイン/日本円) | 0.01 | 3円 | 0.1 |
ETH/JPY(イーサリアム/日本円) | 0.1 | 19円 | 1 |
XRP/JPY(リップル/日本円) | 100 | 12円 | 1,000 |
XEM/JPY(ネム/日本円) | 100 | 6円 | 1,000 |
DMM Bitcoin(DMMビットコイン)で発生するレバレッジ手数料を把握しよう
DMMビットコインでレバレッジ取引を始めたい方は、レバレッジ取引の仕組みや手数料について把握することをおすすめします。
概要を理解しないまま売買を進めることで、思わぬ損失を生み出してしまう可能性がある点に注意が必要です。
また、レバレッジ取引以外にも手数料が発生するため、効率的に運用できるように準備をしましょう。