- モノプラズマ
- ブロックチェーンのデータプラットフォームを提供する企業は、Monoplasmaと呼ばれるイーサリアムの新たなスケーリング技術をGitHub上で発表した。複数のアドレスに同時にトークンを送信できることが特徴。
モノプラズマがリリース
ブロックチェーンのデータプラットフォームを提供するStreamr社 は、オープンソースソフトウェアを活用した、「モノプラズマ」と呼ばれるイーサリアムのスケーリング技術をGitHub上で発表した。
公式の説明によると、モノプラズマではスケーラビリティレベルが改善され、ユーザーが多数のアドレスに同時にデジタル資産を送信すること(レベニューシェアリング)が可能であることが特徴である。
イーサリアム:スケーラビリティの改善
StreamrのCEOであるHenri Pihkala氏はCoindeskの取材に答え、「モノプラズマ」に関してこのようにコメントした。
「モノプラズマ」は、スケーラビリティの問題を解決するソフトウェアとして既に提案されている「プラズマ」から着想を得たものである。
これは「一対多決済」の機能を搭載している点でプラズマとの違いが見られる。モノプラズマは、「ユーザーのインプット内容を多数のイーサリアムアドレスに何度も送信する場合に有効である」と同氏が説明し、技術ユースケースについては、モノプラズマはただの収入シェアではなく、オープンソースの分散型アプリ―ションを活用することで「配当、ステーキング報酬、エアドロップの継続」などの活動を視野に入れている模様だ。
なお、モノプラズマはイーサリアムネットワーク上の分散型アプリケーションを活用するデベロッパーたちには特に役立つソリューションであるとされるが、特にエアドロップキャンペーンの際に、ユーザーに仮想通貨を送金する方法を簡素化していくことが求められていることを目指し、モノプラズマメカニズムは20万アドレスにデモ用トークンを送り、試運転を行った。
この技術はトランザクション速度を格段と向上させ、回数の多い多額な送金を必要とするスタートアップ会社に適しているとStreamr社は推薦している。