Binanceが、分散型取引所Binance DEXのテストネット版の配信を開始した。
秘密鍵の個人管理や独自トークンの発行など、従来の取引所とは違った機能が楽しめる。
Binance発の分散型取引所「Binance DEX」がテストネット公開
本日20日、Binance発の分散型取引所Binance DEXのテストネット版がローンチされた。
今回発表されたのはテストネット版ということで、Binanceのアカウントを持たずとも、誰しもが無料で利用できるようになっている。
(バイナンスのツイート)
Binance CEOであるChangpeng Zhao氏は今回発表した新取引所について、以下のように語っている。
「Binance DEXはユーザー自身が秘密鍵を保有し、ウォレットを管理する分散型取引所である。セキュリテイ管理がユーザーに依存するため、個人資産の管理をより適切に行えるようになることが期待できる。」
そして、現在確認されているBinance DEXの概要は以下の通りだ。
- ユーザーは秘密鍵を自分で管理し、より簡単に分散型アプリケーションへアクセスが可能に。
- Binance DEX経由で独自のトークン発行が可能に。発行したトークンはICOプラットフォーム「Binance ローンチパッド」で販売可能。
- UIはバイナンスと全く同様で、使い勝手が非常に良い。
- 諸手数料はBNBを使用すると割安に。
- 現在Trust WalletおよびLedger Nano Sが利用可能。その他のハードウェアウォレットも順次利用可能になっていく予定。
- ブロック生成時間は1秒未満であり、51%攻撃のリスクはない。
- システム性能向上のために、Binance Chainにはスマートコントラクトが実装されていない。
- BFT(注.ビザンチン将軍問題耐性を持ったシステム)基盤のコンセンサスアルゴリズムを使用。将来的にはPoS(Proof Of Stake)のコンセンサスアルゴリズムにも対応予定。