トヨタとソフトバンクが共同で設立したモビリティサービス企業「モネ・テクノロジーズ」と三菱地所が2月26日(火)から3月22日(金)まで、「オンデマンド通勤シャトル」の実証実験を実施します。
ビジネスパーソン・ワーキングママ向けの車両を用意
「オンデマンド通勤シャトル」はスマートフォンアプリを活用して配車ができ、複数人を自宅近くから勤務地の付近まで相乗りで送迎する車両となっています。実験で使う車両はビジネスパーソン向け・ワーキングママ向けの2種類。
ビジネスパーソン向けの車内にはインターネットやパソコン作業ができる簡易的デスク、そしてベーグルやコーヒーなどの軽食販売が用意されています。三菱地所が運営・管理するビルで勤務する約60名を対象に、送迎サービスを提供するとしています。
ワーキングママ向けの車両にはチャイルドシート、子ども向けの絵本、軽食も用意されており、1台あたり親子2組と妊婦1名が最大で乗車可能。三菱地所が協力を依頼した保育施設の利用者で、丸の内近隣に住む約20人が利用できるとのことです。
実証実験で利用する配車システムはソフトバンクとトヨタの技術を取り入れて開発。
ソフトバンクは丸の内で働く人々が1日にどう移動したかをスマートフォンの位置情報をもとに分析し、トヨタは車に搭載したドライブレコーダーをもとに車両の状況や乗客の様子などのデータを提供するとしています。