今後の仮想通貨市場を左右する重要ニュースランキング

今週一週間は仮想通貨市場にとって重大なニュースが数多くあった。

XRPのCooinbase上場やイーサリアムのハードフォーク成功は、今後主要仮想通貨がさらに台頭していくための一歩になることが期待できる。

さらに、みずほ銀行やFacebookなどの大手企業が独自の仮想通貨開発に着手していることは、トークンの新たな可能性を切り拓くことになるかもしれない。

それでは、今週の重要ニュースをランキング形式で見ていこう。

週間重要ニュース

  • 1位:CoinbaseにXRPが上場
  • 2位:イーサリアムが大型アップデートに成功
  • 3位:みずほ銀行独自通貨「Jコイン」配信開始
  • 4位:Facebookが独自仮想通貨の開発を画策
  • 5位:タイでビットコインキャッシュ含む3通貨が禁止に
  • 6位:JPモルガン、ブロックチェーン匿名技術の研究開始

 仮想通貨リップル(XRP)がCoinbaseに上場​

2月28日に​世界最大級の仮想通貨取引所CoinbeseにXRPが上場。長らく上場が期待されていたが、ついに実現した。

上場決定発表の後にXRPは一時+10%超えの価格上昇を見せるなど、市場からの反響も大きかった。

しかし、正式発表に先立ってインサイダー取引の疑いがあがるなど、不安を煽る一面も取り立たされている。

大手仮想通貨取引所Coinbaseに上場が決定し、+10%ほどの上昇し、盛り上がりを見せる仮想通貨リップル。しかし、その取引所上場に裏に事前に情報が漏洩し、不正な取引を行うインサイダー取引の疑惑が浮上している。

 イーサリアムは大型アップデート「コンスタンティノープル」に成功

​3月1日未明、イーサリアムは大型アップデート「コンスタンティノープル」の成功を発表した。

本来は1月中旬に行われるはずだったが、システム脆弱性が発見されたことから延期となっていたが、今回は無事に成功した。

アップデート後もイーサリアムブロックチェーンは正常に稼働しており、今後のシステム性向上が期待できる。

仮想通貨イーサリアムのハードフォーク「コンスタンティノープル」が、3月1日未明無事に成功した。イーサリアムは、悲願である分散型ウェブの構築に向けて着実な進歩を続けている。

みずほ銀行独自通貨「Jコイン」配信開始

みずほグループは3月1日、独自仮想通貨「Jコイン」の配信を発表した。

日本最大級の銀行が独自通貨を発行することで、国内の注目度は非常に高い。

Jコインは「1コイン=1円」のレートで提供され、主に送金や決済の簡易化を目指して利用されるようだ。

みずほフィナンシャルグループが提供する仮想通貨「Jコイン」​のサービス提供が今日始まった。既にアプリケーションを通じて送金が可能になっている。


​みずほフィナンシャルグループが開発する独自デジタルコインのサービスが、3月1日に始まる。日本で、メガバンクが提供するデジタルコインのサービス開始は初めてであり、非常に注目の集まるニュースだ。

タイでビットコインキャッシュ含む3通貨が禁止に 

3月2日、タイ証券取引委員会(SEC)はビットコインキャッシュ(BCH)、イーサリアムクラシック(ETC)、ライトコイン(LTC)の利用を禁止した。

市場流動性、他通貨との互換性の欠如を理由に使用を禁止したと考えられるが、SECは「仮想通貨市場に大きな影響を及ぼすことはない」と説明している。

しかし、タイはアジアの中でも主要な仮想通貨国家であるため、今回の決定による取引高や価格の低下が懸念される。​

タイの資本市場当局である証券取引委員会(SEC)は先月28日、BCH,ETC,LTCの3通貨について取引、投資を禁止することを発表した。​仮想通貨に積極的なタイにおいて取引が禁止されることは、今後の流動性や価格の低下が懸念される。​

 JPモルガン、ブロックチェーン匿名技術の研究開始

​世界的金融機関のJPモルガンは、仮想通貨開発に加えてブロックチェーン研究を推進しているようだ。

ブロックチェーンにおける匿名性を向上すべく「ゼロ知識証明」と呼ばれるプロトコルの研究を開始している。

Zcashなどの匿名通貨と呼ばれる通貨に使用されているゼロ知識証明によって、ブロックチェーンを低コストで暗号化することを目指している。​

世界的な大手銀行JPモルガンはブロックチェーン関連事業に本格的に乗り出しているようだ。先日発表された独自仮想通貨「JPMコイン」の発行に引き続き、自社が提供するイーサリアムブロックチェーンの発展を画策している。​

 

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