

「投資ファンド」という言葉を聞いたことはあるものの詳しくは知らない、という人がいるかもしれません。
その名前の通り「投資」の種類なのですが、知らないことで投資のチャンスを逃してしまっているかもしれませんし、投資している人もさらに効率の良い投資ができるということもあります。
そこでここでは「投資ファンド」について詳しく紹介していきたいと思います。
投資ファンドとは?
辞書などで調べると「基金・資金」と出てくることがありますが、金融業界において投資ファンドは複数の投資家から資金を集めて、その資金を使って投資を行って利益を上げてその利益を投資家たちに分配するというものです。
単純に「ファンド」と呼ばれることもあります。
複数の投資家から資金を集めることで、その資金を使って投資を行った際の規模を大きくして多くの利益を上げることができるというメリットがあります。
また、投資家側からするとそのファンドの運用内容やそれまでの実績から選ぶことができるという強みや、プロの投資家が実際に投資を行ってくれるという形もメリットとなっています。
投資ファンドの種類
投資ファンドの中にもいくつかの種類がるので、ここではそれぞれのファンドを紹介していきます。
公募ファンド
公募ファンドは不特定多数の投資家から資金を集めて、その資金の運用を行う商品で「投資信託」がこれにあたります。
日本では投資信託、投資法人に関する法律にのっとって設定されています。
個人の投資家ではなかなか扱えないような投資商品に対して分散投資をすることができるというメリットがあり、投資に詳しくない人でも実際に資金を運用するのが投資のプロである「ファンドマネージャー」であることから安心して任せることができる強みがあります。
ただし、日本では5000ほどのファンドが常に運用されており、どのファンドに投資するかで結果は変わってきます。
自分の目的にあったファンドを選んでいくのが良いでしょう。
私募ファンド
こちらのファンドは不特定多数の人が参加できるというものではなく、的確投資家や49人以下という少数の投資家に限定して資金を集めて運用されるものです。
「ヘッジファンド」と呼ばれることもあります。
こちらは公募ファンドと違って「法律の規制を受けない」ために、集めた資金の運用が自由にできるため、大胆な資産運用によって大きい利益を上げることができます。
また、もともと少数の投資家によって資金が集められているために出資者が頻繁に入れ替わるということもありません。
ただその分、少数の投資家から多くの資金を集めなければならないためにある程度まとまった額の投資が必要というデメリットがあります。
中には最低出資額が1億円というものまであります。
インデックスファンド
こちらは市場の指数の値動きに連動している投資信託のことを言います。
主なところでは日経平均株価やTOPIXなどの指標に連動して動いていきます。
投資信託がこういった指数に関係している銘柄に投資していくことで指数に連動するファンドとなっています。
アクティビストファンド
こちらはその名前の通りにかなり行動的なファンドとなります。
まず市場で低い評価となっている企業の株を安く購入します。
そしてその企業の経営陣に対して株主として企業の価値を上げるための提言を行って、経営を改善させていきます。
そうしてその企業の評価、株価を上げることで利益を出すというファンドです。
投資家でありながら株主として企業の経営に踏み込んでいくものとなっています。
インフラファンド
こちらもその名前の通りに「インフラ」に関連したものとなっています。
太陽光発電、水力発電などの発電や交通インフラ、港湾施設などのインフラ事業に対して投資を行って保有をしていきます。
そうしてそこから得た収益を投資家に分配していくというものです。
個人投資家でも参加することができますが、一般的なファンドと比べるとまだまだ数が少ないためにそれほど目にする機会はないかもしれません。
不動産私募ファンド
近年テレビCMなどでも見ることがあるファンドです。
少数の投資家から資金を集めて、その資金で不動産を運用します。
マンション一棟を個人で所有する不動産投資はかなりまとまった額の資金が必要となり、それだけリスクも大きくなるのですが、こちらは複数で不動産を所有するという形式ですので、それだけリスクは減りますし額も少額で済みます。
投資ファンドの選び方
ファンドは数多くの種類があるためにどれを選べばよいかわからないことがあります。ここでは、投資ファンドを選んでいく上で押さえておきたいポイントを紹介します。投資をしてしまってから後悔しないよう、事前にしっかり調べて選んでいきましょう
チェックする頻度で選ぶ
ファンドの特徴として、「自分で直接運用しなくても良い」ということがあります。これはどのファンドでもたいてい同じで、常に株価のチェックができないような忙しい人でも投資を行うことができます。
逆に参加しているファンドが気になって常にチェックしたいという人は不動産や株式、為替など変動があるファンドを選ぶのが良いでしょう。
実績で選ぶ
過去の実績から投資ファンドを選ぶ方法もあります。
ファンドは基本的に投資のプロであるファンドマネージャーが資金を運用するために成功する可能性は一般の投資家よりも高くなっています。その中でも、投資会社やファンドマネージャーによってそれまでの実績が違うので、自分が将来的に目指している実績を上げているファンドを選ぶという選び方もあります。
分散投資で選ぶ
選びきれないときには分散投資も検討してみてください。
個人の投資に関してもリスクの分散は投資の基本ですが、個人で色々な投資を行ってそれぞれを管理していくのは大変な作業となります。
しかしファンドを活用すれば、分散投資を実現することができます。それぞれ投資した先でファンドマネージャーが運用してくれますので、細かく管理していく必要がなくなります。
手数料で選ぶ
また、ファンドのデメリットとして「運用手数料が高い」ということがあります。
ファンドで集めた資金についてはファンドマネージャーが全力で運用していきます。そのためファンドには「申し込み手数料」「維持管理費」「成功報酬」などが設定されています。その成功報酬はファンドマネージャーが利益を出して、そのうちの20~50%を報酬として得るものです。これもファンドによって設定割合が違っています。実績が高いファンドマネージャーほど高く設定されていることが多いのですが、この割合が高いほど投資家にリターンされる金額は低くなるということになります。
ファンドの運用手数料は公開されていますので、これもファンドを選ぶ際の目安となります。
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投資ファンドは種類ごとの違いを知って選ぼう!
投資ファンドは個人が投資をしていく商品よりも「利益」にこだわったものが多く、中には「絶対利益」を掲げているものも多くあります。
最低投資額が大きいなどのデメリットはありますが、投資するメリットがはるかに多くあるため人気の投資方法となっています。
種類も豊富ですので、気に入ったファンドを探してみるのも良いでしょう。