
仮想通貨ハードウェアウォレット会社Trezorは、ライバルである同業界のLedgerと激しい争いを繰り広げている。
Ledgerからハードウェアウォレットの脆弱性を指摘されたTrezorは、ユーザーは何一つとして心配する必要はないと反論したうえで、皮肉で締めくくるなど好戦的な姿勢を見せている。
Ledgerの指摘にTrezorが反論
仮想通貨ハードウェアウォレット会社Trezorは、ライバルである同業界のLedgerと口論を繰り広げた。
Ledgerは先週、Trezorのハードウェアウォレットに複数の脆弱性を発見したという旨のプレスリリースを発表。リモート攻撃の可能性があるとして警鐘を鳴らしていた。
その指摘に対しTrezorは、Ledgerが指摘した脆弱性はすべてユーザーは何一つとして心配する必要はないものであると反論した。
さらにTrezorは、Ledgerに対し「既に我々が認知している危険性を実際に実証してくれたLedgerには感謝しています。それっぽい否定をしてくれて。」と皮肉を込めた返事を返している。
Ledger社が指摘しているが、Trezorは最近Twitter CEOが利用していることを告白しており、今勢いに乗っているウォレットだ。
ツイッターCEOであるJack Dorsey氏は、ビットコインが今後10年で大きく成長すると予想している。ビットコインは、Jack Dorsey氏の心を完全に掌握できているのではないだろうか。
今回の指摘に対しても臆せずに返答しており、同社の勢いの良さが伺える。
そうは言っても、商品の価値の有無を判断するのはユーザーだ。ハードウェアウォレットを代表する二社だけに、今後の展開にも注目したい。