スポーツ関連のブロックチェーンプロバイダーであるチリーズ(Chiliz)は8月21日、クリプト・ブロックチェーン・インダストリー(Crypto Blockchain Industries:CBI)が提供する3D仮想空間であるフットボール・アット・アルファバース(Football at AlphaVerse:FAV)を、チリーズが提供するブロックチェーンであるチリーズチェーンに統合すると発表した。
レアル・ベティスなど有名クラブが参加予定
CBIは、アルファバースとして知られる新しい仮想世界(メタバース)を開発しているフランスの企業だ。アルファバースには、さまざまなユニバースやエンターテインメント・プラットフォームがあり、ユーザーは没入感のある3D環境でコンテンツにアクセスできる。
FAVは、チリーズの促進プログラムであるチリーズラボ(Chiliz Labs)とCBIの戦略的コラボレーションの中心となる予定だ。FAVは、サッカークラブから付与された公式ライセンスのもと、CBIによって開発された。スペインのサッカーチームであるレアル・ベティス、ブラジルのサッカーチームであるサンパウロFC、イングランドのサッカーリーグに所属するノリッジ・シティFCやカーディフ・シティFCなどのサッカーチームが、すでにFAVエコシステムの一員となることを表明している。詳細は、FAVと各種ファンゾーンがオープンする2023年第4四半期と2024年初頭に明らかになる予定だ。
世界中のサッカーファンに新しい体験をもたらすことを楽しみにしている
CBIのフレデリック・チェスネ(Frédéric Chesnais)CEO(最高経営責任者)は、「チリーズラボと提携しアルファバースにチリーズチェーンを統合することは、サッカー界におけるチリーズの存在を考えると、私たちにとって論理的なステップだ」と述べている。さらに、同氏は、「私たちは、この長期的な関係が世界中のサッカーファンに新しい体験をもたらすことを楽しみにしている」とも語った。
一方、チリーズのアレクサンドレ・ドレイファス(Alexandre Dreyfus)CEOは、「チリーズチェーンとチリーズラボを通じて、長続きする実用志向のスポーツ・プロジェクトを創造する企業が成功するためのインフラとサポート・ネットワークを開発した」と話している。さらに同氏は、「これは、CBIとの長期的な戦略的パートナーシップの始まりであり、ブロックチェーン技術を通じてファンやコミュニティと彼らが愛するチームやブランドを結びつけるというチリーズチェーンのビジョンに完全に合致するものだ」とコメントした。
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