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暗号資産(仮想通貨)は短期的に激しい値動きを見せる時もあり、投資先として危険なイメージを持つ人もいます。

そんな暗号資産(仮想通貨)市場を生き抜く戦略の1つに長期保有(ガチホ)があります。

この記事では、簡単に始められる3つの暗号資産の長期保有戦略について紹介します。

投資初心者でも分かるように具体的な手順も解説しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。

暗号資産(仮想通貨)の長期保有(ガチホ)とは?

ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの暗号資産(仮想通貨)を購入し、その後売却することなく長期的に持ち続けることを「長期保有(ガチホ)」と呼ばれています。

保有期間に厳密な定義はありませんが、20年や30年、老後の資金として保有し続けるという人もいます。

暗号資産(仮想通貨)業界で「ガチホ」はポジティブな意味合いを持ち使われています。

というのも、暗号資産の代表とも言えるビットコインは2008年の誕生から大きく価格が上昇し、今後も長期的に価格は上昇する傾向があると信じられているからです。

ただしビットコインの価格が長期的に下落する可能性もあり、必ずしも長期保有が有効な投資戦略とは言えない点にも注意する必要があります。

また長期保有の際に、「レンディング」や「ステーキング」Fといった取引所のサービスを活用することで、価格の上昇を待つ以外にも利益を期待できる方法があります。

具体的な方法については記事の後半で解説します。

長期保有(ガチホ)のメリット・デメリット

暗号資産(仮想通貨)を長期保有することには、価格上昇を期待できる側面があるものの、気を付けなければいけないリスクがあります。
そこでビットコイン(BTC)を例に長期保有(ガチホ)のメリットとデメリットを解説します。

ビットコイン長期保有(ガチホ)のメリット

ビットコインを長期保有することのメリットは主に次の3つです。

ビットコイン長期保有3つのメリット
価格上昇の期待
②市場の変動に一喜一憂しなくて済む
③コスト削減
【ガチホのメリット①】ビットコインの長期的な価格上昇

ビットコインの長期保有のメリットの1つに、価格上昇の期待があります。

長期的にはビットコインの価格が上昇すると言われていますが、これまでの価格はどのように動いているのでしょうか?

2013年から2023年の1月1日の終値を調べてみました。

1月1日の終値(ドル) 1月1日の終値(円)*
2013年 $20.4 ¥1,799
2014年 $938.80 ¥98,705
2015年 $218.50 ¥26,404
2016年 $369.80 ¥44,701
2017年 $965.50 ¥114,373
2018年 $10,265.40 ¥1,162,557
2019年 $3,437.20 ¥371,768
2020年 $9,349.10 ¥1,015,406
2021年 $33,108.10 ¥3,429,337
2022年
$38,498.60 ¥4,463,528
2023年 $23,125.10 ¥3,041,182

※円の価格は当時のドル円のレートから算出

 

2008年に誕生したビットコインは、2011年から2012年にかけてやっと世界から注目されるようになった段階で、1BTC当たりの価格も今では考えられないほど低いものでした。

そのため黎明期からの10年とも言え、今後も同様に大幅な上昇するかどうかは不明です。

ただし過去10年の価格推移を見ると、価格の上昇と下落を繰り返しながら大きく成長していることが分かります。

【ガチホのメリット②】相場の乱高下に振り回されない

ビットコインを長期保有する2つ目のメリットは、価格変動の大きな暗号資産(仮想通貨)市場の値動きに一喜一憂しなくて済む点にあります。

先ほどの過去10年のビットコインの価格推移の表でも、2018年の1月1日に約143万円だったビットコインは1年後の2019年1月1日に約48万円と65%近くその価格を落としています。

ビットコインは過去には1月で40%近く価格が下落したこともあり、このよう急激な下落時にパニック状態になり、慌てて売ってしまう人も少なくありません。そして売った後に価格が戻ってきて「あの時慌てて売るんじゃなかった」と後悔することになります。

短期的な売却が選択肢にないビットコインの長期保有戦略では、このような市場の乱高下に一喜一憂することなく、相場に張り付いてトレードをする必要もないので専門的な知識も必要ありません。そのため、ビットコインの長期保有は初心者でも始めやすい投資戦略の1つと言えるでしょう。

【ガチホのメリット③】コストの削減

暗号資産(仮想通貨)で短期的に利益を出そうと思ったら、売買を繰り返し行う必要があります。

取引所での売買には手数料が発生するため、一定のコストがかかってきます。

またトレードに必要な日本円の入出金や暗号資産の送付にも手数料が必要ですが、長期保有の場合はトレードの回数が少なくなるため手数料などのコストを抑えながら投資できることになります。

ビットコイン長期保有(ガチホ)のデメリット

長期保有には良い点ばかりがあるわけではありません。気を付けるべきリスクについても解説します。

ビットコインを長期保有することのデメリットは主に次の3つです。

ビットコイン長期保有3つのデメリット
①価格下落リスク
②規制や取引所の不確実性
③投資の機会損失

それぞれ詳しく説明していきます。

【ガチホのデメリット①】価格下落リスク

最も理解しておかなければいけないのが、保有している暗号資産の価格が下落するリスクです。ビットコインは長期的には上昇するだろうという考えの人もいますが、確証があるわけではありません。

価格が下がる可能性を頭に入れた上で長期保有するようにしましょう。

【ガチホのデメリット②】規制や取引所の不確実性

もう1つが規制や取引所の不確実性です。

「仮想通貨」という名前が「暗号資産」に変わったように暗号資産を取り巻く法律は変化しています。将来的な規制や法律の変更によって長期保有投資に何かしらの影響を及ぼす可能性もあります。

また利用している暗号資産交換業者の経営破綻の可能性も考慮する必要があります。海外では暗号資産交換業者の破綻によって預けていた資産を引き出せない状態になったというケースもあります。

【ガチホのデメリット③】投資の機会損失

最後が投資の機会損失です。

ビットコインを20年や30年保有している間に、ビットコインを購入した資金でレバレッジ取引など他の投資方法で運用した方が利益を出せる可能性もあります。

仮想通貨のおすすめ長期保有(ガチホ)戦略

暗号資産(仮想通貨)の長期保有する際におすすめの3つの方法を解説します。

3つの長期保有(ガチホ)戦略
①仮想通貨の積立
②レンディング
③ステーキング

長期保有戦略①仮想通貨の積立

これから暗号資産を始めようと考えている初心者の方にまず試してもらいたいのが「積立暗号資産」です。

「積立暗号資産」は、毎月1回など定期的に一定金額ずつ指定の暗号資産を購入する方法です。一定の金額で買うため、価格が安いときは購入量が多く、高いときは購入量が少なくなります。そのため同じ数量を定期的に買い続けた場合と比較して、平均取得額が安くなる傾向にあり長期投資に最適だと言われています。また暗号資産は特に価格の変動が大きいため、「積立」はリスク軽減に効果的です。

暗号資産交換業者によっては、「銘柄」「積立頻度」「金額」を指定して自動で積立を行ってくれるサービスも提供しているので気になる方は一度試してみることをオススメします。

【体験談】実際にビットコインの積立してみた
筆者は、2022年の5月から2023年1月までビットコインを毎週購入していました。
当時設定したルールは、毎週金曜日の18時に1000~1500円分のビットコインを購入するというものでした。

金曜日の朝に取引所に日本円を入金し、18時にビットコインの買い注文を出し、きちんと購入できたことを確認する生活を続けていました。

投資金額とビットコインの購入量は次のような結果になりました。

合計購入額 購入ビットコイン量
44,000円 0.0157BTC
2023年11月時点でビットコインの価格が約560万円なので、「0.0157BTC」は約88,000円と当時から2倍近く資産が増えました。
ただ、なんとなくビットコインの積立投資をやめてしまったので、取引所の積立機能を使っていなかったことを後悔しました。

 

暗号資産(仮想通貨)の積立ならSBI VCトレードがおすすめ!
SBI VCトレードは「積立暗号資産」のサービスを提供する取引所の1つです。
SBI VCトレードでは、500円から積立暗号資産を始められるので初心者にも最適
また積立の対象は20銘柄と豊富で、積立頻度も「日次」「週次」「月次」から自分にあったペースで設定できるので安心して始められます。

長期保有戦略②レンディング

暗号資産(仮想通貨)の長期保有を始める人に検討してもらいたいのが「レンディング」です。
「レンディング」とは、自分が保有している暗号資産を取引所などに一定期間貸し出すことで、利用料(賃借料)を受け取ることができるサービスです。利用料は基本的に貸し出した銘柄と同じ暗号資産で支払われます。

暗号資産を長期保有しているだけでは利益は出ませんが、取引所に貸し出すことでコンスタントに利益を受け取ることができます。

例えば、2週間1BTC(約600万円)を年率1%で貸し出したとすると、2週間後には0.000383 BTC(約2,301円)が利用料として受け取ることができます。

預けているだけで暗号資産が増えるレンディングには、始める前に注意点もあります。

レンディングの注意点
①取引所によってレンディングを募集している銘柄や量が異なる。
ビットコインなどの人気の銘柄は募集が上限に達していることもよくあります。そのためレンディングは、好きな時に好きな量を貸出できるわけではないということを理解しておきましょう。
②基本的に途中解約ができない
保有している暗号資産の価格が急に上昇して今すぐ売却したいと思っても、レンディング中であれば売ることできない可能性があります。
もしくは途中解約時には手数料がとられる場合もあるので注意が必要です。
③破綻した際に返還されないリスクがある
取引所が破綻した際に、口座にある暗号資産は返還されますが、レンディングしている暗号資産は返還されない可能性があります。

長期保有戦略③ステーキング

「レンディング」の他にも暗号資産を長期保有しながら報酬を得る方法として「ステーキング」があります。

ステーキングは、コンセンサスアルゴリズムの1つの種類である「プルーフ・オブ・ステーク(PoS)」を採用しているブロックチェーンで、ユーザーは保有している資産をロックしトランザクションの検証に参加することです。このステーキングに参加することで、ユーザーは報酬を受け取ることできるという仕組みです。

ステーキングの年率はレンディングよりも高い傾向にあり、中には10%を超える暗号資産もあります。

ステーキングを始める前に知っておきたいリスクとして「ロックアップ」というものがあります。
ロックアップ期間中は、ステーキングしている暗号資産を移動したり売却することもできないため、もし価格が変動して取引したくなったとしてもロックアップ期間が終わるまで待つしかありません。
この点を理解した上でステーキングを始めるようにしましょう。

ステーキングは取引所が提供しているサービスを活用すると簡単にできるのでオススメです!

ステーキングならSBI VCトレードがおすすめ!
SBI VCトレードのステーキングサービスは、対象の暗号資産を預けるだけで毎月報酬がもらまます。またステーキングはいつでも解約できるので安心して利用できるのでおすすめです。

すべてがそろった「SBI VCトレード」は長期保有(ガチホ)戦略にオススメ!

暗号資産(仮想通貨)の長期保有戦略の概要、メリットとデメリット、保有しながら利益を受け取る手段を紹介しました。

ここからは実際の取引所の画面を使って、「積立」「レンディング」「ステーキング」の3つの長期保有戦略の具体的なやり方について解説します。

「積立」「レンディング」「ステーキング」の3つのサービスを提供している取引所の「SBI VCトレード」を利用して、口座開設から順番に解説していきます。

まずは口座開設と入金

暗号資産(仮想通貨)を購入するために、取引所で口座開設をします。

口座開設から暗号資産の購入までの流れは大きく分けて次の通りです。

暗号資産の口座開設から取引の主な流れ
①メールアドレスの入力
②個人情報の入力
③本人確認書類の提出と本人確認(スマホor郵送)
④日本円の入金
⑤暗号資産の購入
STEP1:メールアドレスの登録

SBI VCトレード口座開設
SBI VCトレード」の公式ページにアクセスしたら、まずメールアドレスの登録を行います。

登録したメールアドレスには、口座開設専用のURLが送られてくるので間違わないように入力しましょう。
じばらく時間が経過してもSBI VCトレードからのメールが届かない場合は、入力に誤りがある可能性もあるので、もう一度手続きをやり直してみることをおすすめします。

STEP2:個人情報の登録

口座開設専用のURLにアクセスすると、「氏名」や「生年月日」などの個人情報を入力していきます。
暗号資産取引や投資に関係する質問もあるので、回答していきましょう。
SBI VCトレード口座開設
最後にSBI VCトレードから日本円を出金する先に必要になる銀行口座の情報を入力すると、基本情報の入力は完了です。

続いて本人確認の手続きに進みます。

STEP3:本人確認

SBI VCトレードで口座開設する際に使用できる本人確認書類には次のようなものがあります。

口座開設の前に用意すべき本人確認書類
・「運転免許用」
・「マイナンバーカード」
・「パスポート」
・「健康保険証」
・「特別永住者証明書」

手続きをスムーズに済ませるためにも、上記の本人確認用書類を事前に手元に用意しておきましょう。

SBI VCトレード口座開設

書類提出後の本人確認の方法は「スマホでかんたん本人確認」と「郵送で本人確認」の2種類があります。
審査後すぐにサービスを利用できるので「スマホでかんたん本人確認」がおすすめです。

表示に従って本人確認を進めて「口座開設の申し込みを受け付けました」の文字が表示されればSBI VCトレードの口座開設の申し込みは完了です。

SBI VCトレードでの審査が終わり、口座開設完了のメールが届くのを待ちます。

STEP4:ログインと入金

口座開設完了のメールが届いたら、SBI VCトレードのサイトにアクセスしてログインできるようになります。

ページ上部にある「ログイン」ボタンからログインページに移動します。

SBI VCトレードのログイン方法
あとは画面に表示されているように「登録したメールアドレス」「パスワード」を入力してログインボタンをクリックすれば完了です。

ログインが完了したら、暗号資産を購入するために日本円を入金しましょう。

画面右側の「入出金」をクリックすると「入金」ページに変わります。

SBI VCトレードの入金方法

画面の表示に従って入金元となるご自身の銀行口座がある金融機関を選択し、入金額を決めて「金融機関サイトへ」をクリックします。

ここから先は、各金融機関によってページが異なるので、画面の表示に従って必要な情報を入力して手続きを進めましょう。

STEP5:暗号資産の購入

日本円の入金が完了したら、暗号資産の購入準備は完了です。

ホーム画面右のメニューから「買う」を選択し、購入手続きを進めていきます。

購入の手順はとてもシンプルです。

暗号資産購入の3ステップ
①銘柄を選択
②購入数量を決める
③購入

「②購入数量を決める」際には、下に「概算購入金額」「購入余力」が表示されているので、日本円に換算してどれくらいの暗号資産を購入しようとしているのかを確認しながら決めることもできます。

暗号資産積立のやり方

SBI VCトレードの暗号資産積立のやり方について説明します。

まずホーム画面右にある「積立する」をクリックします。


あとは下記の4項目を決めていきます。

暗号資産積立の4つのステップ
①銘柄を選択
②積立金額の設定
③積立頻度の設定
④積立期間の設定

注意点としては、積立金額は500円から200万円の間で指定可能です。

積立頻度は、「毎日プラン」の場合は毎日10時、「毎週プラン」は毎週火曜日10時、「毎月プラン」は毎月28日10時に指定した銘柄の暗号資産を設定した積立金額分購入されるようになるので、SBI VCトレードの口座に日本円を用意しておくようにしましょう。

レンディングのやり方

SBI VCトレードでの「レンディング」のやり方について解説します。

暗号資産業界で一般的に呼ばれている「レンディング」は、SBI VCトレードの場合だとホーム画面右にある「貸コイン」になります。

実際の画面を見ていただくと分かるように、貸出期間や年率が表示されています。

銘柄によって年率や募集状況が異なるのできちんと確認するようにしましょう。

レンディングを申し込む際の手順は2つです。

レンディングの申込手順
①銘柄を選択
②貸出量を設定

SBI VCトレードのレンディングは、貸出期間があらかじめ決まっているので、銘柄と数量を設定するだけになります。

決められた返還日をむかえると、貸出数量に利用料(税込)を加算して暗号資産で返還されます。

ステーキングのやり方

SBI VCトレードでは、ステーキングをするための申込や手続きは必要ありません。
対象の暗号資産を口座に保有するだけで自動的にステーキングの対象となります。

毎月受け取ることができるステーキング報酬はSBI VCトレードの口座に自動的に振り込まれます。
ステーキング報酬を受け取りたくない場合は、マイページから設定可能です。

【SBI VCトレードのステーキング対象銘柄】

ETH イーサリアム
SOL ソラナ
DOT ポルカドット
ADA カルダノ
XTZ テゾス
AVAX アバランチ
OAS オアシス
XDC エックスディーシー
ATOM コスモス

 


出典:SBI VCトレード

まとめ

暗号資産(仮想通貨)の長期保有は、初心者の方でも始めやすい投資方法だと思います。筆者もビットコインを購入したのが初めての投資となり、その後に投資信託や株などを取引するようになりました。

長期間保有しながら暗号資産(仮想通貨)の価格の上昇をただ待つだけでなく、「レンディング」や「ステーキング」といったやり方で定期的に報酬を獲得することもできます。

まずは少額から暗号資産を買うとこから始めて、長期間保有する前提で「レンディング」や「ステーキング」を試してみるといいかもしれません。

 

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